タイヤ専門店の元店長がおススメする、後悔しないタイヤ選びとカーライフサポート

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車豆知識

車のエアコン、夏場は内気循環と外気導入どっちがいい?

投稿日:

最近、口を開けば『暑い~!』と言っている気がします。
毎年の事ですが、この季節になると毎年こんな暑かったかなーと思ってしまいますね。
炎天下に止めていた車に乗り込んだ時のあの地獄のような暑さはたまりりません。
速攻、エアコンマックスクール&風量全開で冷やさないと耐えられませんね、!
ところで、車のエアコンには、内気循環と外気導入を選ぶボタンやレバーはありますが、これってどっちにしていたらいいのでしょう?
夏場に最適なのはどっちなのでしょうか??

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研修生

店長、ホント毎日暑いですね。
こんな時は、仕事なんて置いといてぱーと飲みに行きたいですね。

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店長

久留間くん、いいね~!
それじゃ今から行くか?!
ってならないよ!!

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研修生

分かってますって!
冗談です、じょーだん。
ところで店長。
店長は今車に乗る時は内気循環と外気導入のどってで走りますか?

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店長

その時によって切り替えているかな。
燃費にも多少影響するしね。

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研修生

えぇ?
あの内気と外気ってちょくちょく切り替えるもんなんですか??
しかも、燃費に関係しているなんて、知らなかった。

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店長

燃費って言っても多少だけどね。
夏場は、内気循環にしていることが多いかな。
内気循環の方がエアコンが良くきくし。

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研修生

僕はずっと内気循環にしてました。
だって排気ガスは車内に入ってきて、臭いんですもん。
どんなときに切り替えるんですか?

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店長

そうだね。
僕も排気ガスや、空気が汚そうなところでは内気循環にするね。
後は、車に乗り込んですぐの時に社内の温度より外気の方が気温が低かったら外気導入にするね。
それぞれにメリットとデメリットがあるから、それを分かっていれば自然と切り替えるポイントがわかってくるはずだよ。

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研修生

そうですね、
まずは内気循環と外気導入の性質を知ることからですね。
詳しく教えてください。

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店長

うん、暑いけど詳しく解説するね。

内気循環・外気導入のメリットとデメリットとは?!

初めにどうやって内気循環と、外気導入を切り替えているかと言うと、

写真は内気循環の場合のエアコンユニットの様子ですが、赤で囲った部分が弁になっていて、写真の状態は外とつながっている開口部を弁がふさいでいます。
これを外気導入にすると、弁がこっち側にくるっと反転し、内気が入らないように開口部をふさぎます。
デジタルの場合は、ボタンを押すと自動で弁が動きますし、マニュアルの場合はワイヤーでこの弁を引っ張って動かしています。

内気循環のメリット

まずは、内気循環のメリットからお話しましょう。
内気循環は、そのなの通り車内の空気を循環させてエアコンの風を作っている方法になります。
車のマークの矢印がくるっと反転しているボタンですね。

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・外の嫌な臭いが入りにくい。

内気を循環させているので、外の嫌な臭いが入りにくく快適に過ごすことができます。
全く入らないわけではありませんが、気にならない程度のはなるでしょう。

・エアコンが効きやすい。

夏場外気の方が暑い時は、車内の冷えた空気をまたエアコンで冷却するので、エアコン自体が温度を下げる量が少なくてエアコンにはやさしいですね。
エアコンにやさしいということは、エアコンがそんなに頑張らなくていいので、燃費が悪くなりにくいのです。

・花粉が入りにくい。

これは気になる人と気にならない人がいると思いますが、花粉の季節は花粉が車内に入りにくいので、花粉症の人には助かりますね。

内気循環のデメリット

・ガラスが曇りやすい。

外気の温度と窓の内側の温度の差が大きいと窓は曇りやすくなります。
湿度も大きく関係してくるので、雨の日や冬場なんかは特に曇りやすいですね。

・酸素の濃度が下がって眠たくなりやすい。

車内の空気を循環させているので、もちろん乗っている人が息をして吐いた二酸化炭素が循環します。
全く外気が入らないわけではないので、酸欠になったりはしないのですが、二酸化炭素の濃度は少なからず上がります。
人間は酸素濃度が下がれば眠気がくるそうなので、内気循環で長時間走ると眠たくなるそうです。

・車の匂いが排出されにくい。

車内で何かを食べたり、強い臭いがあればそれも循環してしまうので、臭いが残りやすいですね。

・カビが発生しやすい。

湿度が高かったり換気をしないと、車じゃなくてもカビが生えやすいですよね。
それと同じことが、車の中でも起きてしまいます。
車の乗り降りでドアを開けるので、全く換気しない訳ではありませんが、内気循環で長時間走ると、やはりカビのが発生しやすいでしょう。

外気導入のメリット。

・窓ガラスが曇りにくい。

外気を取り入れているので、湿度が外気と同じぐらいになります。
車内の温度は、空調などで調整調整できるので同じではないかもしれませんが、車内のと外気の温度と湿度が近い方が窓が曇りにくいのです。

・換気ができる。

換気ができるので、酸素濃度も一定で内気循環と比べると眠気がおきにくいとされています。

・車内の嫌いが無くなりやすい。

これは換気ができるのと同じ意味合いですが、車内でイヤな臭いがした時に、内気循環にしているときより匂いがなくなりやすいです。

外気導入のデメリット。

・外の嫌な臭いが車内に入ってくる。

排気ガスや汚い空気なども容赦なく入ってきます。
なので、車内も外と同じ匂いになるので、空気が汚れている場所は体に悪そうですよね。

・花粉も入ってくる。

花粉症の人には嫌な話ですが、花粉もPM2.5もジャンジャン入ってきてエアコンの吹き出し口から車内全域にまき散らしてくれます。
最近では、花粉やPM2.5を除去してくれるエアコンフィルターがあるので、全てが車内に入るわけではありませんが、エアコンフィルターにはたっぷりたまっているってことです。

・エアコンが効きにくい。

・夏場は特に外気の方が高くなることが多いと思いますが、暑い外気をエアコンで冷たくするので、エアコンはとっても頑張らないと冷たくなりません。
エアコンが頑張るという事は、燃費も悪くなってしまうってことになります。

このように内気循環のメリットは外気導入のデメリットであり、
外気導入のメリットは内気循環のデメリットと言えるでしょう。
この二つを状況に合わせて使い分けれれば、お互いのメリットを活かせて快適になることでしょう。

まとめ。

カーメーカーは、基本は外気導入で走ることを推奨しています。
これは、酸素濃度による眠気防止の観点からでしょうけど、説明書には詳しく書いていません。

・外気が汚れている。
・エアコンを早く効かせたい。
・燃費を少しでも良くしたい。
・花粉症の人で花粉の季節。

こんな時は、内気循環で走行しましょう。

・雨の日や窓が曇りやすい日。
・眠気がある時。
・車内の匂いが気になる時。

こんな時は外気導入で走行しましょう。

内気循環と外気導入の使い分けはわかって頂けましたか??
どちらにもメリットとデメリットがあるので、賢く使い分けて快適に運転してくださいね。

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