タイヤ専門店の元店長がおススメする、後悔しないタイヤ選びとカーライフサポート

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タイヤの横についている黄色い点は何?役割りと意味について。

更新日:

タイヤを横から見るといろいろな情報が書かれていることに気付くと思います。
ブランドの名前やロゴが書いていたり、タイヤのサイズや製造年月日が書いていたり、後は英語てなにやら注意事項的なものも書いてあります。

その中で、黄色い点と赤色の点があるのをお気付きでしょうか?
他の情報は、タイヤのゴムに彫っていたり浮き文字になっていたりしていますが、この2つの点はインクのようなもので書いてあります。

今回はこの黄色い点の方が何なのかをお話しましょう。

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研修生

店長?!
タイヤのサイドに付いている黄色い点のことを軽点と言うのは知っているんですが、これってどんな意味があるんですか?

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店長

久留間くん、漢字を見ればなんとなくわかると思うんだけど、軽点・・軽い点と言う意味だよ。
タイヤは丸くて重さは均等と思うかもしれないけど、ゴムの固まりなので、重いところと軽い所が出てくるんだよ。

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研修生

それで、軽点って言うんですね。
納得です。
でも、なんで軽い所を知る必要があるんですか?

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店長

丸いものが高速で回転するから、重さが片寄っていたら振動になってしまうんだ!
洗濯機を思い出してもらったら分かりやすいかもしれないけど、脱水などで速度が早くなったときに
一瞬すごい洗濯機が揺れる時があるだろ?
あれは、重さが片寄っているから振動になっているからなんだよ。
あの振動はある一定の速度でしかおきないんだ!

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研修生

うちの洗濯機も脱水の時ガタカダいっています。
確かに一定の速度の時だけで、遅くても早くてもあんまり振動しないんでよー。

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店長

そうそう、それが車のタイヤにも起きるんだよね。
それをタイヤのバランス調整で、重さが片寄らないように均等にしてるんだね。

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研修生

タイヤの軽点が一番軽い所ってことはわかるんですが、そこと逆に重りを貼るってことですか?

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店長

おしいけど、ちょっと違うな。
軽点は確かに軽いけど、どれだけ軽いかはわからないんだ!
あくまでも一番軽いってだけの印なので、そこをホイールの一番重たいところに持っていけば重さが均等になりやすいだろ?!

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研修生

なるほど!
でもホイールの重い点ってどうやって調べるんですか?
重点なんかあるんですか?

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店長

ホイールには残念ながら印はないんだよ。
でも、ホイールには重たくなるところが無いかい?

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研修生

重たくなるところ??
あっ!!
バルブですか?!

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店長

そう!その通り!
ホイールを作る時はバルブを付けずに製造され、後からバルブを付けるよね?
なので、バルブの部分が一番重たくなる可能性が高いんだ!

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研修生

だから、軽点とバルブを合わせるんですか?
それ、なんか聞いた事あります。

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店長

そうそう、よく言われることだよね。
でも、ここで間違えてはいけないのが、必ずバルブと軽点をか合わせないといけないわけではないという事。
ホイールや、タイヤの精度によったら、バルブと軽点をずらした方がバランスが良くなることって意外とあるんだよね。
その時は、わざと軽点をバルブの反対側にもっていったりすることもあるんだ。

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研修生

そうだったんですね。
あくまでも目安って事ですね。

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店長

そういう事だね。
新車を買った時は、純正のタイヤは軽点とバルブを合わせて組んでいないタイヤが多いんだよ。
それは、軽点を無視してるとか、作業した人がへたくそだったとかではなく軽点をバルブに合わせるより、振動を抑えられる赤い点を使っているからなんだよ。
赤い点の事をユニフォミティというんだけど、そのことは後日勉強するとして、今日は軽点の事をもう少し詳しく解説するね。

新品タイヤの側面にある黄色いマークの意味。

タイヤは丸い物ですが、重さが均等というわけではありません。
丸いものが、早く回転するときに重さが偏っていたら綺麗に回らず振動になってしまいます。
その偏った重さが重ければ重いほど、その振動は大きくなってしまいます。

タイヤとホイールを組み合わせた時に重さが均等になる様にウエイトと言われる重りを貼り付けたり、打ち込んだりして重さを均等にします。
これをタイヤ交換の時に作業内容に入っているバランス調整と言います。

このバランス調整をきっちりしておかないと、ある程度の速度域だけハンドルが左右に揺れたり、車全体が振動したりします。
そうならないためには、バランス調整を正確にする必要があるのです。

そこで、新品タイヤには一番軽いところに黄色いマーキングがされていてタイヤとホイールを組み込む時にバランスがとりやすくしています。
その黄色い点を『軽点(ケイテン)』と言います。
この軽点は、日本のタイヤメーカーには付いていますが、海外のタイヤには付いていないもしくは、色が違うって事があります。
日本のタイヤメーカーは統一されていますが、海外はルールが違います。
なので、軽点が無くてもよいのです。

軽点は、タイヤの外側にくる面にしかありません。
通常のタイヤパタンや、インとアウトが決まっているタイヤパタンは外側に、
タイヤの回転方向が決まっているタイヤは、基本右側のタイヤの側面に書いてあります。
(稀に左側の場合があります)

ホイールの一番重いところは、空気を入れるバルブになることが多いので、そのホイールのエアーバルブと軽点を合わせるとバランスが出やすいんですね。
バランスが出やすいとは、バランスウエイトを少なく張るだけでバランス調整ができる状態の事を言います。

ホイールのバルブと軽点を合わせてもウエイトを貼らないでよいことは殆どありません。
なので、出た重さの誤差をウエイトを使って均等な重さにしていきます。

しかも、ホイールとタイヤの組み合わせによったら、バルブと軽点を合わせた方がバランスが悪くなりケースがあります。
その時は、あえてバルブと軽点を離して組み込むこともあるんですよ。
90度ずらしたり、180度ずらしたり、ケースバイケースでわざと外したりします。

軽点とバルブは離れいても問題はない?

黄色いマークの軽点とホイールのバルブが絶対同じ位置にないといけないと言っておられる方をたまに見かけます。
これは、間違いです。
軽点とバルブが近い方がバランスが出やすいだけで、どのタイヤも必ずバランス調整はしています。

新車を買うと始めから付いてくる新車装着タイヤは、軽点とバルブを外して組んでいる場合が良く見られます。

それはなぜか??

軽点とバルブが離れていてもバランス調整をしたら問題なくなります。
それより大事な赤いマークを使っているのです。
この赤い点の方が大事だったりするんですね。

この赤いマークの事をユニフォミティと言います。
ユニフォミティについては、こちらに解説しています。

なので、あえて黄色い軽点とバルブを外している場合があるので、もしズレていてもなんの心配もありませんよ。

新品タイヤにだけ付いていて、時間が経てば薄くなり消えていく軽点。
新品時しか見ることができないので、初めは気になると思いますが、タイヤとホイールを組み込んでしまえばもう必要なくなるので見た目が嫌な方は、クリーナーなどで擦ればすぐに消えるので、消してしまってもよいでしょう。
黄色い点、軽点についてはわかっていただけましたか?
次回は赤い点の方の話をしますね。
その記事はこちらから
ではまた。

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