タイヤ専門店の元店長がおススメする、後悔しないタイヤ選びとカーライフサポート

お車のタイヤ交換の事からお車のメンテナンス、たまにはドライブ情報など、タイヤを中心としたカーライフをサポートします。

ホイール関連

ホイールカバーを外して走行して大丈夫?付けずに走る悪影響とは?

投稿日:

前回は、ホイールカバーとホイールの違いやどちらの方が良いかなんて事を語らせていただきました。
でも、街中ではホイールカバーを外して黒いスチールホイールだけで走行している車を見かける事があります。
これは、走行上問題ないのでしょうか?
今回はその事について解説したいと思います。

スポンサーリンク

avatar

研修生

店長!
スチールホイールにホイールカバーより、アルミホイールの方がいいのはよくわかったんですが、アルミホイールに交換するとなると費用もかかってしまいますし、ホイールカバーを外したまま走り続けるのは、走行上問題あるんですか?

avatar

店長

久留間くん!
結論から言うと、ホイールカバーを外した状態で走り続けても特に支障はないかなっ!
長い目でみたら、カバーがあるのとないのは少し差はでてしまうけどね。

avatar

研修生

それってないよりあった方がいいって事ですか??

avatar

店長

そうだね!
あるにこしたことないけど、外れかけてぐらぐらしているホイールカバーを付けるぐらいなら、外して走った方が良いって事かな。

avatar

研修生

なんか、イヤな言い方しますね。

avatar

店長

そーかなー?!
でも実際問題、走行には特に影響ないんだよ。
車の保存の事を考えると、ホイールカバーがあった方が雨や雪などの鉄を錆させる水分がホイールを止めているボルトなどにかかりにくかったり、
スチールホイールに直射日光が当たりにくいので、塗装が傷みにくかったりと、ホイールやその周辺の長もちにはホイールカバーがあった方がいいんだよね。

avatar

研修生

そゆーことですね。
走る分には問題ないけど、ホイールカバーはあった方が良いという事ですね。

avatar

店長

簡単に言うとそんなところかな。
では、もう少し詳しく解説するね。

ホイールカバーを外したまま走行できる??

ホイールカバーを外したまま、真っ黒の鉄ホイールのまま走っている車を見かけたことありますよね??
あれって大丈夫なのかな?と疑問に思った方もいることでしょう。

実は、ホイールカバーを外して走行すること自体は何の問題もないんです。
ホイールカバーの役割は、ほぼ見た目の問題だけなのです。

デザイン的な感覚で取り付けられているので、黒のホイールが嫌でなければ外したまま走行しても何の問題のありません。

実際に、デザインより機能重視の軽トラックは始めっからホイールカバーが付いていない車がほとんどなんですよ。

あんまり新車の軽トラって見たことないかもしれませんが、スチールホイールにセンターキャップだけが付いて売られている車が殆どなんです。
ホイールカバーが付いて販売されている軽トラックは殆どないんじゃないでしょうか。
一応、ホイールカバーのない軽トラックのスチールホイールは、黒でななくシルバーに塗装されていますがね。

ホイールを止めているナットやボルトも丸見えですしね。

なので、走行上ホイールカバーはなくても問題はないのです。

スポンサーリンク

ホイールカバーを外すことによっての悪影響は??

実際走ることについては、ホイールカバーがなくても何の問題もないんですが、悪影響が全くないかと言うとそうでもないんです。

ホイールカバーがされているその奥には、スチールホイールが付いています。
(例外として一部アルミホイールにプラスチックのカバーが付いている車種があります)
スチールホイールを止めているナットは、貫通型が使用されているケースが多くあります。

貫通型は、車側から出ているホイールを止めるためのボルト(スタットボルト)が露出します。
ボルトがナットを突き抜けている状態ですね。
ボルトの頭は外に出ているので、ホイールカバーが無いと雨ざらしというわけです。
ホイールカバーをしていても、全く雨が入らないわけではないんですが、直接ジャバジャバと水がかかることはないでしょう。

ボルト同様、ハブと言ってスタットボルトの中心部分に大きなナットなどがある場合があります。
これも雨風が当たり錆びてしまうので、ホイールカバーがあった方が、錆びにくいのですね。
このハブと言うのが車種によっては、雨がかかっても直接大切な所に水がいかにようにカバーがされている場合は問題ありません。

あとは、スチールホイールは鉄のホイールを黒く塗装した物になります。

ボディの様にしっかり何度も塗装されている物ではなく、軽く塗装している物なので、意外とすぐはがれてしまいます。
しかも走行中にホイールはとっても高温になります。
夏場なんて手で触れないぐらいの高温なのです。

ただでさえ過酷な状況のホイールに直射日光が当たれば、表面の塗装が負けてしまい浮いてきたりします。
そうしたら、中の鉄がむき出しになりすぐに錆びたり腐食したりしてしまいます。

そうなれば、交換を余儀なくされてしまうので、長い目で見ればホイールカバーはあった方が良いと言えるでしょう。

ただ、外れそうだったりホイールカバーが浮いてきたりしている場合は、外してしまう方が良いでしょう。
前の記事でも言いましたが、ホイールカバーを落としてしまうと落とし主の責任になってしまいます。

ホイールカバーが走行中に飛んでしまい、歩行者に当たってでもしたらもう大変です。
そのような事故が起こってしまいそうなら、あえて先に外してしまうか新しいものを交換する方が良いでしょう。

スチールホイールのまま走るのなら、ナットは袋タイプ(スタットボルトが隠れるタイプ)に交換することをおススメします。
オートショップなんかで簡単に手に入れることができます。

この様に、ホイールカバーを外して走行するのは問題はなく、
車を長もちさせるためには、ホイールカバーはあった方がいいでしょう。

まぁ、後は見た目の問題だけですね。

スポンサーリンク

-ホイール関連

Copyright© タイヤ専門店の元店長がおススメする、後悔しないタイヤ選びとカーライフサポート , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.