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オートバックスのスタッドレス『ノーストレックN3i』とはどんなタイヤ?性能は?

更新日:

最近メッキり寒くなり、夏の酷暑がうそのようになってきました。

そろそろ車のタイヤも夏タイヤから冬タイヤに衣替えしないといけませんね。

そこで気になるのが、チラシやホームページに載っている特価タイヤ。

目玉品でチラシに載っているのはわかるけど、なぜそこまで安い?!

安いのはいいのだけれど、安すぎるのも不安。

と言う事で、今回はカー用品店で知名度が高い

オートバックスのPB(プライベートブランド)タイヤである
『ノーストレックN3i』がどのようなタイヤなのか、どうして安いのかをお話していきたいと思います。

以前に同じくオートバックスのPBスタッドレスタイヤ
『アイスエスポルテ』について書きました。

その時の記事がこちら
オートバックスの新しいスタッドレスはブリヂストン製??

こちらの記事を参考にしてください。

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研修生

店長。
オートバックスのスタッドレスタイヤで
『アイスエスポルテ』は前に詳しく教えていただいたんでわかったんですが
オートバックスにはもう一つ
『ノーストレックN3i』というスタッドレスタイヤもPB商品で売っています。
これはどんなタイヤなんですかね?

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店長

スタッドレスタイヤでPB商品(プライベートブランド商品)を2種類も出せるってのは
さすが大手のオートバックスっていったところかな。
そうオートバックスにはもう1種類PBスタッドレスタイヤでがあるんだ。
それが、『ノーストレックN3i』
ノーストレックシリーズの最新作だね。

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研修生

シリーズと言う事は、ノーストレックと言うスタッドレスタイヤは以前からあったんですね?

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店長

そうだね。
オートバックスのPBスタッドレスのブランド名がこの
『ノーストレック(NorthTrek)』なんだよ。
1997年10月に発売開始されたので、結構歴史は古いんだよ。

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研修生

なんとなく聞いたことあったんですが、オートバックスのオリジナル商品だとは思いませんでした。

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店長

タイヤのサイド部分にも、オートバックスの文字が刻印されているのでよく見たらオートバックスの商品だってわかるよ。

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研修生


そうなんですね。
その最新作の『ノーストレックN3i』についてもう少し詳しく教えてください。

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店長

了解!!
そしたら、詳しく解説してみるね。

オートバックスのPBスタッドレス
『ノーストレックN3i』とは。


(画像引用元、https://www.autobacs.com/static_html/spg/n3i/top.html

今年のオートバックスの、PBスタッドレスタイヤは2種類あります。

前回紹介した2018年に新発売した
『アイスエスポルテ』と

以前からあるノーストレックシリーズの最新作
『ノーストレックN3i』です。
最新作と言っても2015年発売なので、もう4シーズン目になる人気商品ですね。

よくオートバックスのチラシに掲載されている目玉商品で、ホイールとセットで特価販売されている商品がコレです。

売りは、何といっても【日本製】だと言う事。

特価スタッドレスタイヤは、海外製で特にアジア系での生産品が多いので、そこを気にするユーザーは多くやはりスタッドレスタイヤは日本製の方が信頼が高くよく売れるようです。

このオートバックスのスタッドレスタイヤ
『ノーストレックN3i』は、ダンロップやファルケンでお馴染みの住友ゴム製で
製造工場も、ダンロップやファルケンのスタッドレスタイヤを作っている工場と同じ場所で製造されているようです。

なので、れっきとした【日本製】なんですね。

あと、使われているゴムのコンパウンドは、ダンロップのウインターマックスで以前使用されていたものをベースに作っていると言われているので、そこも安心できるポイントではないでしょうか。

ダンロップと言えば、ブリヂストンやヨコハマと比べると、スタッドレスタイヤの性能は少し劣る傾向にありますが、
価格がなんと言っても安いので、コストパフォーマンスには優れていると言われています。

ブリヂストンやヨコハマは、安心できるけど高いという声も良く聞かれます。

でも、ダンロップは価格が安いのに、性能も悪くないと言う事で人気のスタッドレスタイヤなのです。

そのダンロップを製造している住友ゴムが作っていると聞くと、安く作れているのは納得できますね。

『ノーストレックN3i』はなぜ安いの?

安さの秘密は、製造元だけではありません。

プライベートブランド商品は、大量に生産し数量限定で販売するので安くできるのです。

通常のメーカー商品ですと、基本的には在庫を無くならすわけにはいきません。
需要が多く欠品しそうなら、製造数を増やして増産しお客さんのニーズに答えなければいけません。

常に在庫リスクと言う物が付きまとい、過剰に在庫が残ってしまうと損失になりますよね。

その点、PB商品は大量の製造数であっても全て依頼元(今回はオートバックス)が買い取るので在庫になる心配はありません。

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製造元としては、作った分だけが売れるという効率のよい商売ができるんです。

それなら、大量に生産するなら価格も安くしましょうと言う事なんですね。

そして、使用しているゴム質も最新作や高性能なものでなはなく、1世代前の安いゴムを使用することでコストを下げることができるのです。

それが、PB商品の安さのわけだったんですね。

ただ、これがブリヂストンやヨコハマだと、やはり良い物を作るのでコストは高くなってしまいます。

しかし、もっと安いメーカーで作ると、海外生産になったり品質が下がりすぎてしまったりするので売りにくくなります。

品質も製造元の信頼もありつつ、価格を抑えられるには

住友ゴムがうってつけだったんでしょう。

ただ、よっぽどのことが無い限りそのシーズンでの増産は無いと思います。
売り切れゴメンの特価商品なので、シーズンがピークになった時には、メインサイズは売り切れている事でしょう。

オートバックスとしても、来シーズンまで残したくはないでしょうからね。

『ノーストレックN3i』の性能は?

価格は安いけど、性能が悪くないか心配と、誰しも思うところでは無いでしょうか。

この『ノーストレックN3i』の性能はどのようなものなのでしょうか。

オートバックスに行き、店員さんに話を聞くと
一押し商品ではないようです。

安いスタッドレスタイヤをお探しなら、日本産の『ノーストレックN3i』がいいですよ的な言い方をする店員さんが多いようです。

やはり、オートバックスとしてもブリヂストンやヨコハマと言った高額なスタッドレスタイヤを販売したいのが本音。

ただ予算的や、状況的に安いスタッドレスタイヤを求めている人には、オススメするようです。

ちなみに、ダンロップのウインターマックスと同じコンパウンドを使用していますが、

ウインターマックスよりは、氷上・雪上の性能は劣り
タイヤの減りやすさも、ウインターマックスよりは早いそうです。

後は、劣化の部分ではブリヂストンやヨコハマが4~5年持つのに対して

『ノーストレックN3i』は3年目ぐらいから性能低下を感じるそうです。
スタッドレスタイヤは、軟らかさが命とも言われますからね。

と言う事は、安心して乗れるのは2年目まで。

ブリヂストンやヨコハマの半額で変えても、半分の期間しか持たないなら、少し考えてしまいそうです。

PB商品2種類の比較

2018年は、オートバックスとしては2種類のPBスタッドレスを販売する形になっています。

2018年発売の『アイスエスポルテ』

(画像引用元https://www.autobacs.com/static_html/spg/ice_esporte/top.html

と今回紹介した
『ノーストレックN3i』

(画像引用元、https://www.autobacs.com/static_html/spg/n3i/top.html)

ブリヂストンが製造した『アイスエスポルテ』と
ダンロップが製造した『ノーストレックN3i』では、

やはり性能や長持ちでは『アイスエスポルテ』の方が優れているので

オートバックスとしてもこの『アイスエスポルテ』を推してくると思います。

オートバックスドットコムでも、タイヤの販売や見積もりがオンライン上でできますが、
『アイスエスポルテ』の方が先に出てくるので、そっちを推しているのは明らかです。

ただ、価格も『アイスエスポルテ』の方が高くなっています。

『ノーストレックN3i』と比較すると
『アイスエスポルテ』の方が3割近く高くなっています。

スタッドレスタイヤは4本で購入するものなので、大きいタイヤで3割高くなれば総額としてはかなりの差になってしまいます。

オンラインの場合は、相手と会話をしないので、ユーザーが決めますが、
店頭で見積もりをしてもらう場合は、
『アイスエスポルテ』で価格を提示し、合わない場合は『ノーストレックN3i』を販売するといった売り方をすると思います。

オンライン上でも、『ノーストレックN3i』はすでに欠品しているサイズもあるので、
オートバックスとしても、4シーズン目の『ノーストレックN3i』は製造数を減らしているのかも知れませんね。

今後は、『アイスエスポルテ』に移行していく可能性もあります。

まとめ。

オートバックスのPBスタッドレスタイヤ
『ノーストレックN3i』についてお話しましたが、

私個人的な意見としては、
価格が合うなら
『ノーストレックN3i』のより
『アイスエスポルテ』の方がいいと思います。

元々に性能も『アイスエスポルテ』の方が優れていますが
スタッドレスタイヤとして使える期間も長いので、購入金額は高いですがトータルコストとしては
決して高くないと思います。

価格が合わないなら、
海外製の安いスタッドレスタイヤを買うぐらいなら
是非『ノーストレックN3i』を買った方がいいと思います。

安く作っているとはいえ、ダンロップが製造元なので安心度が全然違います。

誰しも安く買いたい気持ちは十分わかりますが、スタッドレスタイヤは価格に比例して安全性も高くなる傾向にあるので、

あなたにちょうど良いバランスでタイヤを購入していただけたらと思います。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

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