タイヤ専門店の元店長がおススメする、後悔しないタイヤ選びとカーライフサポート

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タイヤ交換時に払わされる【廃タイヤ料】とは?払わないとダメ?

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最近は、色々な新車購入プランが出てきたことで、新車の購入がしやすくなったこともあり、

タイヤ交換をしないで車の乗り換えをしてしまう方も増えているそうで、

タイヤ交換を経験しない人もいると思います。

その反面軽自動車が増えている事もあり、まだまだタイヤ交換を経験する人もいるでしょう。

※(軽自動車の方がタイヤ交換サイクルが早いため)
その訳は『軽自動車のタイヤは減りやすい?その訳と長持ちさせるには。』で紹介させていただいているので、参考にしてください。

そのタイヤ交換の時に、お店によって入れ替え作業費が込みで表示されていたり、

工賃サービスのお店ってのも存在します。

でも、必ず費用としてかかるのが、【廃タイヤ処理料】です。

これって払わないといけないものなのでしょうか??

なぜ作業工賃はサービスしても【廃タイヤ処理料】はなぜサービスにならないのか??

今回は、タイヤの処理料について紹介いたします。

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研修生

店長?!
タイヤ交換する時って今まで使っていたタイヤはどうしたらいいんですかね?

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店長

久留間くん、それは購入したお店に引き取ってもらったらいいだけだよ!

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研修生

それは何となくわかります。

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店長

じゃあ何で聞いた?

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研修生

お店に引き取ってもらうのはわかるんですが、
それ以外に方法は無いのかなと思いまして!

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店長

そーゆーことね!
それならタイヤの処分ついて詳しく教えてあげよう!

廃タイヤ処理料とは?

自動車のタイヤ交換をしたことがある人なら大体経験した事があると思いますが、タイヤを交換する時にいろいろと費用がかかるんですよね。

・タイヤ本体代

・入れ替え工賃

・ゴムバルブ代

・タイヤの処分料

この中で必ず費用としてかかるのが、タイヤ本体代とタイヤの処理料ですよね。

作業工賃やゴムバルブは、サービスされたり明細に載ってなく本体代に含まれていることもあるので、費用として払っていない場合もあるかもしれませんが、

廃タイヤ処理料は殆どのお店で明細に料金が記載されていると思います。

広告等には、『別途、廃タイヤ処理料は必要です』なんて記載があったりしますね。

では、この【廃タイヤ処理料】とは何なんでしょうか?

読んで字のごとくなんですが、タイヤを処分するのに必要な料金の事ですね。

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研修生

そのままですね。

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表記の仕方はお店によっては

・廃タイヤ処理料
・タイヤ処分料
・タイヤ廃棄料

等と書いてある場合がありますが、どれも意味的には同じでいらなくなったタイヤを処分するのに必要な料金という事ですね。

ではなぜどのお店も【廃タイヤ処理料】を請求してくるのでしょうか?

それは、店舗側もお金を払ってタイヤを処分してもらっているからです!!

大きなカー用品店であっても、自店でタイヤを処分しているお店はほぼありません。

有名なオートバックスやイエローハットでも、自店でタイヤを処分しているわけではなく

廃タイヤを集める業者に依頼してタイヤを処分してもらっているのです。

その際に、1本数百円の請求がされるので、店舗の利益を乗せてお客さんに請求するという訳ですね。

大きなタイヤになれば、請求金額も大きくなるので料金がサイズによって違います。

では、なぜ【廃タイヤ処理料】だけ別で記載しているのかというと、

廃タイヤは必ずしも全てのタイヤ交換に発生するわけでは無いからです。

タイヤ交換するという事は、使用しているタイヤが交換時期なのでもう使えない場合が多いのですが、

・冬用タイヤに交換する場合
・タイヤを別の目的で使用する場合
・インターネット等で自分で売却する場合

上記のように全ての人が処理を望んでいるわけでは無いので、処理を希望する人のみにかかる費用という事で別途記載されているのです。

自動車のタイヤは、産業廃棄物になるので

不法投棄は犯罪になりますので、使用目的が無ければ【廃タイヤ処理料】を払って適切に処分してもらうようにしましょう。

冷蔵庫やエアコンなどと同じですね。

処分されたタイヤはどうなるの??

お店でタイヤ交換をして、廃棄になったタイヤはどうなるかというと、

まず産業廃棄物処理の資格を持った業者によって、回収されます。

その時にお店から1本数百円で引きとられていきます。

その後、業者によって利用の仕方が違うのですが、細かく裁断をして、工業用燃料になったり、

大型トラック用に作られている再生タイヤの原料になることもあります。

海外では、運動場に使われたりもしていて、廃タイヤは再利用されています。

再利用されているのに、なんで料金を取られるの???

と思った方もおられると思いますが、何トンもの重量を支えているタイヤは頑丈にできていて

タイヤそのままの形では再利用は難しく、細かく裁断する必要があります。

その裁断の際に費用が掛かるので、廃タイヤ業者としては【廃タイヤ処理料】を請求することになるのです。

まとめ

タイヤ交換の際に明記されている【廃タイヤ処理料】については何となくお分かりいただけましたか?

いらなくなったタイヤは再利用され誰かの役にたっているかもしれないと思うと、少しは料金の見方も変わるかもしれませんね。

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店長

本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

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