前回よりホイールカバーの必要性と、ホイールカバーを外して走った時のことをお話しましたが、実際ホイールカバーをインターネット等で新しい物を手に入れたり、いっそのこと外して乗ろうと思った時に自分でホイールカバーを外す必要が出てきます。
それだけでなく、パンクをしてしまったり自分でスタッドレスタイヤに交換なんて時もホイールカバーを外さなければいけません。
そんな時の注意点をまとめてみました。
研修生
店長。
ホイールカバーを外す時って、どーしたらいいんですか??
店長
引っ張るだけ!!
研修生
最近、なんか冷たくないっすか??
店長
そうかな??
いつもと同じだけど・・・。
研修生
まぁいいや。
引っ張っても取れないぐらい固い場合がありまして。
そんな時って他に取る方法ないんですかね?
店長
あるよ!!
自宅なんかでする時は、いらなくなったタオルとか使ったら案外簡単に外れたりするよ。
研修生
タオル?
そんなものを使って外れるんですね??
店長
要は、タオルを使って引っ張るだけだけどね。
研修生
それ以外には簡単な方法はないんですか??
店長
本来の外し方は、引っ張るんじゃないんだよ!
ホイールカバーの淵をよーく見てみると、少しくぼんでいて何かを引っ掛けるようになっているところが無いかい?
研修生
あります。
なんか切り欠きみたいなのがありますね。
店長
そうそこだよ。
そこにマイナスドライバーなんかを入れてこじてやれば少しホイールカバーが浮くので、少し浮いたところから少しずつ引っ張って行けば徐々に外れていくよ。
研修生
そーだったんですね。
それなら簡単に外せそうですね。
店長
でも、力いっぱいしてしまうと、ホイールカバーはプラスチックでできているので、簡単に割れてしまったり、ホイールに引っかかっている部分も同様にプラスチックなので簡単に割れてしまって、次につけようとしたときに付かなくなることもあるので、慎重に外してね。
研修生
ただ、引っ張るだけでも引っ掛けをこじるだけでもいけないんですね。
ココは、慎重に作業しないといけないってことですね。
店長
そうだね。
プラスチックは、年数が経つと固くなって割れやすくなるから注意が必要だね。
それでは、もう少し詳しく解説するね。
ホイールカバーの外し方と注意点。
ホイールカバーは、スチールホイールに爪で引っ掛かて止まっているだけなのです。
なので、ちょっと縁石に当てたりしただけすぐに取れてしまいます。
でも、何も衝撃が無ければそんな簡単に外れてしまうものではないんです。
でも、外さないといけない事ってあるかもしれません。
・タイヤがパンクしてスペアタイヤに交換しないといけない。
・スタッドレスタイヤと交換する。
・ホイールとホイールカバーの間に小石が挟まり音がする。
・ホイールカバーが割れてしまったので外してしまいたい。
などなど、ホイールカバーを自分で外す機会が訪れるかもしれません。
そんな時に、ホイールカバーの外し方を知っていたら安心ですね。
先ほども言ったとおり、ホイールカバーは爪で引っ掛かっているだけです。
なので、ホイールカバーを引っ張ってあげれば外れます。
ホイールかバーにいくつか穴が開いていると思います。
そこに両手に指をかけて一気に手前に引っ張ります。
そーしたらだいたいは取れます。
でも、中には硬いカバーもあるんですね。
そんな時は、いらなくなったタオルをホイールカバーの穴から穴へと通し、タオルの両端を合わします。
そして一気に引っ張ると外れやすいです。
この方法は、自分の指でするか、タオルを使ってするかの違いだけですね。
これでも頑固に取れない場合は、マイナスドライバーをホイールとホイールカバーの間に差し込み手前にこじるように引っ張ります。
ホイールカバーによっては、作業をしやすいように差し込み口がある場合があるので探してみましょう。
切り欠きがあれば、そこに差し込みます。
無ければどこでもいいので、差し込みやすそうなところに差し込みましょう。
この時、マイナスドライバーは細いので一点に力がかかってしまって、ホイールカバーが割れてしまいことがあるので慎重に作業しましょう。
一か所が少し浮いてきたら徐々にマイナスドライバーを横にずらしていき全体的に浮かしていきます。
ある程度浮いてきたら、手で簡単に外れるでしょう。
年数の経ったホイールカバーは、外した時にホイールと引っ掛かっている部分の爪が割れてしまう事があります。
これは、致命的で次につける時にちゃんと付かなくなります。
爪が一つだけ割れたとかならまだ取り付けられるかもしれませんが、少しでもぐらついている場合は、使用をやめて外したまま走行するようにしましょう。
ホイールカバーを外したまま走ることについてはこちらに別で書いているんで、不安な方は読んでみてください。
ホンダ車は要注意!!
最近のホンダ車のホイールカバーは、その他のメーカーと同様のホイールカバーになっています。
しかし、少し前のホンダ車のホイールカバーは少し特殊で、ホイールを止めているナットに友締めになっています。
友締めってことは、ホイールを止めているナットを外さないとホイールカバーも外れないってことです。
縁石に当てただけで外れない構造なのでその点で言えばいいんですが、外したい人からすればとっても厄介な構造をしているのです。
通常のカバーと本田特有の友締めカバーの見分け方ですが、
ナットが見えているか見えないかです。
スチールホイールにホイールカバーが付いているのに、ナットが見えている場合は、友締めカバーなので簡単には外れません。
外したい場合は、ジャッキアップをしてホイールを止めているナットを外しましょう。
ナットが見えていないホイールカバーの場合は、通常のホイールカバーなので引っ張るだけです。
ホンダ車は特に注意してくださいね。
ちなみに、トヨタ車にもスチールホイールにホイールカバーなのにナットが見えている場合があります。
これは、通常のホイールカバーなのですが、ナットの部分が空いていて見えるようになっているだけです。
通常のホイールカバーの様に引っ張るだけで外れるので安心を。
ホイールカバーの外し方はわかって頂けましたか??
初めて自分で作業してみようかなって人は、意外と固くくっついていることに驚くかもしれませんが、そんなもんなんで外し方を見て挑戦してみてくださいね。
ではまた。