タイヤ専門店の元店長がおススメする、後悔しないタイヤ選びとカーライフサポート

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秋のタイヤは要注意!バーストしないために出来る事とは。

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猛暑という言葉が最近ではさらにバージョンアップして、酷暑と言われるのが当たり前になってきましたね。
一昔前までは、酷暑なんて言葉を聞いたことなかったような・・・。
それだけ夏の暑さが年々酷くなってきているってことなのでしょうか。

そんな厳しい夏をのり越えたら、秋がやってきます。
秋は秋で『ゲリラ豪雨』や『大型台風』なんて言葉が飛び交うような気がします。

そんな秋は、雨が話題になりやすいですが、タイヤも注意が必要な時期なんです。
知っていましたか?

秋は、タイヤの空気圧が確実に減ります。
それは、高級タイヤを履いていても、スタッドレスタイヤを履いていても秋は空気圧が減るんです。

今回は、秋のタイヤメンテンナンスの重要性と秋の空気圧点検について書いて行きます。

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店長

久留間くん、秋はタイヤの空気圧が他の季節より減りやすいって事は知っているかい??

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研修生

えっ?!
タイヤの空気圧に季節は関係あるんですか?
僕は、いつも同じペースで空気圧チェックしてるんですが・・・。

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店長

いつも同じペースで空気圧点検してるなら、秋が他の季節より減っていなかった??

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研修生

そー言えば、いつもより空気圧の減りが多かったのでパンクかと思って次の週も点検したら、また少し減っていてでもパンクも見つからなくて、そーしてるうちに減らなくなったことはありました。
それが秋だったかは覚えていないんですが・・・。

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店長

たぶんそれは、秋に起こったことだと思うよ!

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研修生

それじゃ、あれはパンクじゃなくて秋が原因だったんですね。
良かった~!
これですっきりしました。

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店長

えっ?!今頃?!
すっきりできてよかったね・・・。

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研修生

でも秋ってそんなに空気圧って減るもんなんですか?

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店長

そうだね、車によっても違ってきたり空気圧をいつ見たかなんかによっても違ってくるんだけど、秋は本当に空気圧が減ってしまうね。

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研修生

秋だから空気が抜けちゃうんですか??

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店長

実際に空気が抜けてしまっているわけではなく、空気の温度が低くなることによって体積が減って、空気圧が下がってしまうんだよ。
物質(この場合は空気)は温度が上がれば体積が増えて、温度が下がれば体積が減るって昔習わなかった?

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研修生

(理科は苦手だったので寝ていたしなぁ・・・)

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店長

えっ?なんて?

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研修生

何でもないです。
習ったような気がしますが、忘れました!

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店長

・・・。
そういう事なんだよ。
でも、タイヤは小さい空間の中にすごい圧力で空気を入れているんで、体積が減るというよりは圧力が低くなってしまうんだね。
なので、暑い夏に空気圧を調整しても、気温が下がってきた秋には急激に空気圧が減ってしまうんだね。

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研修生

では、どうしたらいいんですかね?

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店長

それは、秋には空気圧をいつもより多めに点検する事で、危険な状態にならないですむんだ。
というか、それしか方法はないかな。

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研修生

なるほど!!
っていうまでもない答えですね!

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店長

久留間くんも空気圧不足にならないようにするんだよ。
それでは、この秋の空気圧低下についてもう少し解説します。

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秋は急激に空気圧が下がる。

空気は、温度が上がれば体積が増え膨張する。
逆に温度が下がれば、体積が減り収縮してしまう。

その収縮する時期(気温が下がる時期)が秋なのです。

最近は、特に夏の暑さが異常になってきています。
その異常な暑い時に空気圧を調整すると、熱膨張している状態の空気で調整するので、気温が下がればその差も大きくなり必要な空気圧を下回ってしまいます。
しかも、夏に空気圧の調整したタイミングが、走行後のタイヤが熱い状態ですると、熱膨張しきった状態なので更に差が大きくなりますよね。
そうなると、空気圧が足りなくなり、タイヤは偏摩耗したり燃費が悪くなったり、最悪の場合バーストなんて事も起こりうるので、秋の空気圧は重要なのです。
パンクと間違うほど空気圧が下がる場合があるので注意しましょう。
ただ、本当にパンクしている場合もあるので、空気圧が低下しすぎている場合や、1本だけ空気圧が低い場合はすぐにパンクを点検できるところで見てもらいましょう。

秋は空気圧の点検・補充の回数を増やす。

毎年スタッドレスタイヤを履いている人は、もうすぐ履き替える時期になるので、秋の空気圧点検をさぼりがちになったりします。
でも、それが危険になることもあるので、面倒でも秋はこまめに空気圧の点検をしましょう。

空気圧の点検間隔として理想なのは1か月に1度と言われていますが、気温が下がってくる時期は1か月に2度は空気圧の点検をした方がよいでしょう。
時期としては、地域によっても違いますが9月後半から10月と11月ぐらいでしょうか。

とにかく、気温が下がって路面温度が下がってきたら空気圧に影響が出るので、そのことを頭に入れておきましょう。

空気圧の調整は走行前の朝がよい。


空気圧は温度によって影響されることをお伝えしましたが、秋は1日の中でも温度変化が大きくなる時期なのです。
朝は涼しく昼間はまだ暑いなんて日も多いと思いますが、暑い昼間に空気圧調整をしても朝にはまた空気圧が下がってしまいます。

タイヤは、走行すると摩擦により温度が上がります。
長距離や長時間走行した後に空気圧を調整すると次の日の朝にはまた空気圧が下がってしまいます。

なので、空気圧を調整するのに最適なのは、走行前の朝に調整するのがベストなのです。

でも、朝から空気圧が減ってないかガソリンスタンドに行くのは面倒という場合は

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このような、空気圧を測れるエアーゲージがあれば、自宅で点検ができ減っている場合だけ補充に行けばいいので、便利ですね。

ただ、エアーゲージの使用方法を間違えると逆にエアーを減らしてしまうので注意しましょう。

秋の空気圧点検の重要性はわかってもらえましたか?
たかが空気圧。されど空気圧なので、点検は確実に行いましょう。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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