ほんと、今年は台風が多いし被害が多くなった年でしたね。
毎年台風はきますけど、ここまで被害が大きくなったことはなかった気がします。
車なんてひっくり返っていましたもんね。
あれには、びっくりしましたよ。
台風や、おお雨の跡は、車のパンクが増えるって知ってましたか?
雨と風でいろいろなところから物が飛んできて、走行中にタイヤに刺さってしまうんです。
木の枝だって踏み方によっては、タイヤの中まで貫通してパンクしてしまうんですよ。
私は、1度だけ大きな4X4のタイヤに爪楊枝が刺さってパンクしているのを見たことがあります。
あの、ごつごつした大きなタイヤに、ほっそい妻ようにが刺さって貫通してたんですよ。
あれにはびっくりしましたね。
そんなこ事より、この時期になるとよく聞かれる事があります。
スタッドレスタイヤもパンク修理はできるのか?
スタッドレスタイヤをパンク修理に持って行ったら断られた!
という問い合わせです。
これって本当なのでしょうか??
本日は、スタッドレスタイヤとパンク修理についてお話します。
研修生
店長?!
スタッドレスタイヤってパンク修理できないんですか?
お客さんから相談されて・・・。
店長
スタッドレスタイヤのパンク修理は、毎年トラブルになっていることを聞くね。
夏タイヤはパンク修理できても、スタッドレスタイヤはパンク修理できないって言って断っているお店もあるみたい。
研修生
そうなんですか??
そしたら、スタッドレスタイヤがパンクしてしまったら交換しかないんですかね??
店長
いやいや、スタッドレスタイヤでもパンク修理できるよ。
研修生
えぇ?!
パンク修理できるんですか??
早く言ってくださいよぉ~!!
店長
ごめんごめん。
乗用車のスタッドレスタイヤも夏タイヤと同じラジアル構造のタイヤなので、パンク修理は同じようできるよ。
研修生
そうだったんですね。
そしたらなんで、スタッドレスタイヤのパンク修理を断っているお店があるんですかね?
店長
真相は、そのお店しかわからないけど考えられる理由はいくつかあるかな。
研修生
どんな理由ですか??
店長
時間と時期かな。
研修生
???
???
研修生
あの~、全然わからないんですけど・・・。
店長
だろうね。
そしたら、もう少し詳しく解説してみよう。
スタッドレスタイヤもパンク修理はできる?
乗用車タイヤのパンク修理には、できる場合とできない場合があります。
パンクの原因とパンクしてる位置によるもので、
そのパンクができるできないの詳しい解説は
『車のタイヤがパンク!!修理はできる?代金と注意点とは?』
この内容は、基本的に夏タイヤもスタッドレスタイヤも同じと言えます。
なので、パンクが直せる大きさで直せる位置の場合は、夏タイヤでもスタッドレスタイヤでもパンク修理は可能です。
内側から穴をふさいで、パッチで押さえてしまう内面修理でも
外側から修理剤を打ちこんで止めてしまう外面修理でも
修理は可能です。
スタッドレスタイヤの場合は、タイヤの溝が深く刺さったものの角度がわかりにくい為、内側から直す内面修理の方が確実に直せるので安心ですけどね。
基本的には、夏タイヤもスタッドレスタイヤも構造自体は同じラジアル構造なので、修理は条件さえ合えできます。
ではなんでスタッドレスタイヤは修理ができないといいうお店があるんでしょうか?
スタッドレスタイヤはパンク修理できないと言う理由とは。
時間
タイヤのパンク修理を見たことありますか??
パンクしているところがわからない時は、水を張った水槽にタイヤを浸けて空気が出てくるところを探す。
空気が漏れていたらぶくぶくと空気が出てくるのが目で見てわかるので、水の中に入れてパンク位置の点検をまずします。
しかし、スタッドレスタイヤの場合は、溝がとっても細かく多いのです。
写真のように、縦に大きな溝があり、横向きには細かい溝はぎっしり刻まれています。
パンクは、殆どの場合タイヤのトレッド面(地面と接している部分)に何かが刺さって起きてしまいます。
夏タイヤを水につけても、表面にある空気は一瞬で水面に上がって行き、パンクしているところだけから気泡が出てパンクを発見できます。
しかしスタッドレスタイヤの場合は、この細かい横向きの溝に入り込んだ空気が、水の中に入れるとぷくぷくと水面にあがってきます。
それは、まるでパンクしているかのように細かい気泡が出てきます。
溝に入り混んだ空気が全て抜けてもまだ気泡が出続けているのがパンクしているところだと判断できます。
なので、スタッドレスタイヤの場合、パンクしている場所を特定するのに、時間がかかる場合が多いと言うのが、一つの理由です。
時期
スタッドレスタイヤのパンクに気が着くのが一番多い時期と言えば、スタッドレスタイヤを履くタイミングです。
実際には、スタッドレスタイヤを履いていた前のシーズンにパンクをしたまま走っていて、
夏タイヤに履き替えた後、半年以上置いている間に空気が徐々に抜けていき、スタッドレスタイヤを履こうとした時に空気が無くペコペコしていて気付くのが一番多いでしょう。
スタッドレスタイヤを履く時期といえば、タイヤ屋さんはスタッドレスタイヤを販売し取り付けをするのにバタバタと忙しくしています。
正直、1年間で一番忙しく一番稼ぎ時なのです。
言い方は悪いですが、
そんな忙しい時に、時間のかかるスタッドレスタイヤのパンク修理をしている暇はない。
と言うのが、本音でしょう。
タイヤ屋さんと言えども商売です。
スタッドレスタイヤは、単価も高くホイール同時に販売ができるので、そんなおいしい売り上げを1件でも多く増やしたい。
そんな1年を締めくくる大切な時期に、時間もかかり単価も安いパンク修理はできたらしたくないもの。
しかし、スタッドレスタイヤのパンク修理をしたことが一度でもあれば、断ることはしにくいものですよね。
「前はしてくれたから、今回もパンク修理して」と言われれば、しないわけにいきません。
全件スタッドレスタイヤのパンク修理を断っていれば、そんなことを言われることもありません。
「当店では、スタッドレスタイヤのパンク修理はできません。」と言われれば、ほかのお店を探すか新しいタイヤを買うという選択になりますよね?
そこが、狙いなんだと思います。
スタッドレスタイヤのパンク修理を断られたら。
パンク修理ができないようなパンクをしていた場合は別ですが、パンクの点検や修理自体を断られた時は、そのお店には縁がなかったと言う事でほかにパンク修理をしてくれるお店を探しましょう。
どこかには、良心的なお店やスタッフがいるはずです。
ただ、時期的に余裕はなく、1日中バタバタしていると思うので、時間は長い目に見てあげてくださいね。
タイヤを預けて帰るぐらいの方が、ちゃんと見てちゃんと修理してくれると思います。
ただでさえ時間がかかるスタッドレスタイヤのパンク修理なので。
まとめ。
タイヤ屋さんには怒られてしまいそうな内容でしたが、これもまた事実なんです。
1年で最大の商売時なので、断りたい気持ちもわかりますが、スタッドレスタイヤはパンク修理ができないと言うのは嘘になります。
スタッドレスタイヤはパンク修理をしないという、お店の方針はいいと思いますが、
それをスタッドレスタイヤはパンク修理ができないと言うのは、少しおかしいように私は思います。
もしスタッドレスタイヤがパンクしているのに気が付いたら、時間に余裕を持って修理をしてくれるお店を探して、修理してもらいましょう。
決して空気がないまま走行しないように!!
本当にパンク修理ができなくなりますよ。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。