暖冬とは言いますが、やっぱり冬は寒いですね。
朝も私の住む地域では、路面が凍っている時があります。
暖房の風が出るまでの寒さが、身にこたえます・・。
あれってもっと早くならないものかといつも思いますよね。
ところで、冬場の暖房って皆さんはA/Cスイッチをオンにしていますか?
本当のところは、エアコンをオンにした方がいいのか、オフのままの方がいいのかどっちなのでしょうか。
どちらにもメリットとデメリットがありそうですね。
本日は、自動車の暖房とエアコンに付いて考えていきたいと思います。
研修生
店長!!
寒い~~!!
どうにかなりませんか??
店長
???
なりません!!
研修生
それはわかっていますが、寒くて・・・。
あの車の乗った時の寒さが耐えられません。
あれってすぐに温める方法ってないんですかね?
店長
車の暖房は、家庭用と構造が少し違うから、すぐに温めるって事はできないんだよね。
エンジンを暖気してから乗る事ぐらいしかできないかな。
研修生
僕のところの駐車場は、住宅街なのであまり暖気してられなんです。
車にはよくないとは思うんですが、排気ガスが隣の家に入り込んでしまってはいけないと思ってエンジンをかけてすぐ出発するんです。
店長
それは、暖気してもいられないね。
近所迷惑になったら行けないしね。
それじゃ諦めないといけないかな。
研修生
ですよね・・・。
ところで、車の暖房ってエアコンをオンにした方がいいんですか?
オフの方がいいんですか?
店長
それは、ケースバイケースだね。
オンの方がいい場合と、オフの方がいい場合があるかな。
夏場は、常にオンだと思うけど、冬場はオンにしたりオフにしたりするかな。
研修生
そうだったんですね。
僕、ずっとエアコンをオンにしたまま走っていました。
店長
温まりが悪くなかったかい?
研修生
確かに、少しひんやりすることもありましたね。
冬だから仕方ないと思っていました。
どんな時にオフにしたらいいんですか?
店長
どんな時か~
それでは、車の暖房とエアコンについて詳しく説明しよう!!
車のA/Cスイッチとは?
エアコンのパネルをみると、A/Cと言うスイッチがありますね。
これは、俗に言うエアコンスイッチです。
でも家庭の、エアコンにはこのスイッチはありません。
エアコンの電源を入れればエアコンはオンになりますね。
(当たり前か・・。)
でも、車にはエアコンのスイッチがあり、オンとオフは選べます。
これってどういう事?
と思っている方もおられるでしょう。
車のエアコンは、家庭用のエアコンとは少し構造が違います。
エアコンのスイッチをオンにすれば、エンジンの動力でコンプレッサーという機会を回して冷媒ガス(エアコンガス)が循環して車内を冷やす仕組みです。
そうです、車のエアコンはオンにしても冷やす効果しかありません。
(一部の電気自動車は例外があります)
もちろん、冬場は外気温が極端に低いのでエアコンをオンにして使っていても外より温かく感じます。
でも、暖房という機能自体はないんですね。
それでは、なんで温かい空気が出るのかと言うと、車には非常に暑くなる部分がありますよね?
そうエンジンです。
エンジンは、非常に高温になります。
それを、冷却水やファンを回して冷やしながら走っています。
その、非常に温かくなるエンジンがあるのだから、使わない手はありません。
車の暖房は、このエンジンから発せられる熱を利用して、温かい空気を作りだしているんですね。
いつA/Cボタンを押すのか?
エアコンは、冷房と除湿をするために使います。
と言う事は、冬場には冷房は殆ど必要ないので、除湿として使う時にA/Cボタンを押す必要があります。
除湿する時っていつですか?
そう、窓が曇った時ですね。
冬場は、特に外気と車内の温度の差が大きくなる窓ガラスが曇る事がよくあります。
雨や雪が降っている時や、大勢で乗車した時などは、車内の湿度が高くなり曇ってしまいます。
その時にエアコンスイッチを使うんですね。
フロントガラスに風を当てるでデプロッサー(扇型に矢印のスイッチ)を使用すると自動的にエアコンがオンになる車も多くあります。
特にフロントガラスが曇り始めたら、デプロッサーを押して早く曇りをとるようにしましょう。
窓ガラスが曇る原因は、外と車内の温度と湿度が違う事から起きてしまいます。
湿度を安定出せるためにも、外気導入にしておいてくださいね。
ずっとエアコンをオンにしておいたら?
冬場は窓ガラスがよく曇ります。
そのたびにいちいちエアコンスイッチをオンにしたらり、オフにしたりするのは面倒だから、ずっとオンにしておいたらいいと思いますよね?
それは、間違いではありません。
現に、1年中エアコンスイッチをオンのまま使用している人も多くいます。
これには理由があります。
上記のように面倒だからという事もありますが、もうひとつの理由があります。
車のエアコンには2つの効果があると言いましたが、その一つに除湿があります。
車内を除湿をしてくれるんですが、同時にエアコンの配管や機械内部の除湿もしています。
夏になりエアコンを付けた時にカビのような嫌なにおいがした事ありませんか?
新車の場合はないと思いますが、数年経ってくると年々臭いもひどくなる事も。
それは、エアコンの内部にカビが繁殖し臭ってきているんですね。
エアコンを冬場もオンにしていると、乾燥しカビが繁殖しにくくなります。
その効果の為に1年を通してエアコンをオンにしている人も多いのです。
冬場にエアコンをオンにするデメリットとは。
エアコンをスイッチをオンにすると、エンジンの動力でコンプレッサーを回しているとお話しましたが、
これにはエンジンに負荷がかかります。
負荷がかかると、燃料が多く必要となる為燃費が悪くなってしまうんですね。
夏場ほど全開で回らないので、燃費の悪化は夏場のピーク時よりはましになりますが、
エアコンをオフにしている時と比べて燃費は悪くなります。
それに、常にコンプレッサーが回っているので、寿命も短くなることがあります。
これは、電気製品なので使わなくても壊れる事もありますし
使っていても壊れない場合もあります。
しかし、使用頻度が多い方が壊れやすい気がしますね。
まとめ
冬場の暖房にエアコンを使うか使わないかは、意見が分かれます。
・乾燥したくない
・燃費を良くしたい
そのような人は窓が曇った時だけエアコンをオンにする方法がいいでしょう。
・温まりが悪くても、それより窓が曇るのがイヤ
そのような人は、冬場でもエアコンを常にオンにしておいた方がいいでしょう。
あなたのカーライフや希望によりどちらにするか決めてみてください。
どちらにもメリットとデメリットがあるので、どっちがいいかはあなた次第になりますね。
店長
本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。