お子さんが生まれて、少し大きくなってきたらチャイルドシートを着けてドライブすると、とっても楽しくなりますよね。
でも、チャイルドシートに関する法律ってどうなっているのでしょう??
なんか、チャイルドシートが義務化になっているのは、記憶にあるのだけど・・・。
でも助手席に子供を乗せている車を見たことあるし・・・。
といった方も少なく無いかもしれませんね。
なので本日は、チャイルドシートの正しいつけ方について、お話します。
店長
久留間くん!
家族で出かける時ってどこにチャイルドシートを積んでいる?
研修生
僕の家の車は、3列シートなので2列目にチャイルドシートを積んで、その横に奥さんが乗っていますよ。
子供が寝ている時は、奥さんが助手席に乗ったりします。
店長
そうなんだ。
いやぁ~ね、さっき小さい子供を助手席にチャイルドシートで乗せている人を見て、危ないな~と思ったんだよ。
久留間くんは子供がまだ小さかったからどうしてるかな~と思って。
研修生
チャイルドシートを助手席って、違反で捕まってしまいますよ!
それに危ないですしね~!
店長
違反???
久留間くんは、チャイルドシートに関する法律を少し理解していないかもしれないね。
研修生
えぇ??
助手席にチャイルドシートを乗せるのは違反じゃなかったでしたっけ??
店長
違法ではないんだよね。
推奨しないってだけで、違反にはならないんだよ。
研修生
そうだったんですね。
今まで、助手席にチャイルドシートを着ける違反になると思っていました。
店長
違反にならなくても、安全性の事を考えると、後部座席に着けて乗せるのがいいんだけどね。
研修生
そうですよね。
助手席は、危険ですよね。
店長
でも実は助手席が、危険とも言いきれないんだよ。
統計では、助手席の致死率が後席よりも低いというものはあっても、助手席の致死率が他より高いというデータは見つからないんだ。
なので、事故に合って一番危ないのが助手席ってわけでもないようだよ。
実際に、3列シートの3列目はリアゲートにとっても近い車種が多いだろ?
そんなん車が、後ろから追突されたら助手席に乗ってるより危ないじゃん!!
なので事故はケースバイケースって事なんだよ。
研修生
言われてみればそうですね。
最近の軽自動車も、後部座席と後ろの窓なんかはとっても近いですもんね。
店長
そんだね。
特に軽自動車は、前より後ろの方が剛性力が低いので追突されたら、凄い衝撃を受けてしまいもんね。
研修生
でもそしたらどうして助手席にチャイルドシートを着けない方がいいんでしょう??
店長
それは、エアバックに関係しているんだよ!!
研修生
エアバック??
エアバックは安全性を高めるためについているんですよね?
店長
そうなんだけど、そのエアバックが逆に危険になることもあるんだ!
今日はその辺りを詳しく解説してみよう。
チャイルドシートに関する法律とは。
日本の道路交通法には、幼児を車に乗せる時は、子供専用シート(チャイルドシート・ジュニアシート・ベビーシート等)を着ける義務があると定められています。
このときの幼児とは、6歳未満の子供を指します。
6歳未満ですから、6歳の誕生日の前日までは、チャイルドシートを使わなくてはいけないというルールになっているんですね。
法律ですから、6歳未満の子供をチャイルドシートを使用せずに車を運転したら、違反になります。
法律上、6歳を過ぎるとチャイルドシートやジュニアシートの使用義務は無くなりますが、車のシートベルトは身長140cm以上の体系を想定して作られています。
身長が140cmより小さいと首にベルトがかかり危険なため、140cmを越えるまではジュニアシート等を使用するように推奨しているのが法律となっています。
チャイルドシートに関する法律は、使用年齢によるもので、チャイルドシートの位置に関する法律はありません。
結論から言いますと、
助手席にチャイルドシートを着けて走っても違反にはならないのです。
助手席にチャイルドシートは危険。
法律上、助手席にチャイルドシートを着けることは違反にはなりませんが、
道路交通法でも車メーカーの取扱説明書でも、チャイルドシートの取扱説明書でも、助手席にチャイルドシートを着ける事は避けるように呼びかけられています。
特に、後ろ向きに設置するのは、危険だからしないように呼びかけています。
その理由は、エアバックにあります。
チャイルドシートを後ろ向きに設置した場合、エアバックとの距離がかなり近くなってしまいます。
万が一事故によりエアバックが開いてしまったら、その衝撃でチャイルドシートが飛ばされる危険性がかなり高いのです。
助手席の位置だけで言うと、助手席の致死率が後席よりも低いというものはあっても、助手席の致死率が他より高いというデータは見当たりません。
なので一概に助手席だから危険ではないのです。
問題は、子供にエアバックが当たってしまったらと言う事です。
まだ、前向きに座っていても大人に比べて体も小さく弱い子供には、エアバックの衝撃が命にかかわる危険性があるのです。
実際に、エアバックにる圧迫で亡くなられた子供さんもおられます。
事故の衝撃もそうですが、エアバックの衝撃も相当なものなので、大人でも危険なので子供ならなおさらです。
自動車メーカーの取扱説明書には、助手席にチャイルドシートを乗せる時は、後ろ向きは絶対にしない。
やむ負えず前向きに設置するときは、椅子を一番後ろまで下げてエアバックから遠い位置に設置するように呼びかけています。
※一部の輸入車では、助手席でも安全性は変わらないとしているメーカーもあります。
まとめ。
チャイルドシートについての法律はわかっていただけましたか?
法律は守らないといけませんが、一番守らないといけないのは子供の命です。
家庭それぞれ状況が違うので、場合によったら助手席にチャイルドシートを着けなければいけない事もあるかも知れません。
その家庭の状況と乗っている車の状況の中で一番子供にとって安全な方法で、運転するようにしてくださいね。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。