冬本番になりつつありますね。
しかし、2018年は、12月に25℃の夏日を記録する地域が出たり、
そうと思ったら、数日後に寒波がきたりと、異常気象?とも言える気候で振り回されていた気がします。
これから、もっと気候がおかしくなりそうで怖いですか、その都度対応していかなければいけませんね。
そんな中、最近流行っている?スプレー式のタイヤチェーンを紹介したいと思います。
タイヤに吹きかけるだけで、雪の上でチェーンの様なグリップが得られる優れ物らしいのですが、
タイヤに携わってきた者としては、なんとも信じがたいんですよね~!
その効果、本当なのでしょうか?
本日は、スプレー式タイヤチェーンについて考えていきたいと思います。
研修生
店長!!!
最近、スプレー式のタイヤチェーンが流行っているらしいですよ!!
知ってました?
店長
吹きかけるだけで、チェーンと同じように雪の上を走れるスプレーの事だよね?
知ってるよ!
研修生
やっぱり知ってましたか・・・。
使った事あります?
店長
使った事は、ないんだよね~!
使っている車に乗った事もないんだ。
毎年スタッドレスタイヤに履き替えていたし、そこまで積雪のある地域に住んでいないので、普通のチェーンすら持っていないんだよ。
でも、情報を聞くと意外と普通に走れるらしいよ。
タイヤ屋さんからすると、なんとも信じがたいけどね!
研修生
僕もちょっと信じれなくて・・・。
ちょっと前に流行った、布製のチェーンもいまだに信じられませんしね。
店長
布製のチェーンあったね。
って、今でもあるよ。
オートソックってやつだね。
車メーカーの純正品になってたりもするんで、効果はあるんだろうけど、これも自分で使った事はないかな・・。
研修生
そうですか。
布製は不安だけど、スプレーしてチェーンの効果があるなら、それってとっても便利だな~って思うんですよ!
店長
それは、そうだね。
それでは、今日はスプレー式のタイヤチェーンについて、勉強してみようかな。
タイヤチェーンの種類。
冬、雪が積もったり道が凍結した時などは、ノーマルタイヤでは走行できないので、タイヤを冬仕様にする必要があります。
その方法としては、大まかに2種類
・タイヤチェーンを付ける
・スタッドレスタイヤに履き換える
ですね。
そのうちタイヤチェーンについて今回はお話します。
タイヤチェーンと一括りにしてもいくつかの種類が出ています。
まずオーソドックスな金属チェーンですね。
このようなスタイルが一般的ですね。
金属チェーンでもハシゴ型と亀甲型があり、亀甲型の方がより効果があるとされています。
あとが、重量のある車や車格の大きなミニバン専用に強化された金属チェーンなんかも発売されています。
今では、かなり安いチェーンも発売されていますが、あまり安すぎるものはオススメできません。
鎖の数が少なく、滑りやすいかったりしますし、
金属自体が細く弱いのですぐに切れてしまたりすします。
なので、金属チェーンを購入するときは、ある程度信頼のおけるブランドの方がいいと思います。
その次に多いのが
ゴム製の非金属チェーンですね。
最近では、ゴムではなく樹脂製の非金属チェーンも出てきています。
ゴム製のチェーンは、乗り心地がいいのが特徴ですね。
金属チェーンは、どうしてもガタガタしてしまいますが、ゴム製ならもちろんガタガタはしますが、金属チェーンより全然マシになります。
難点としては、スペースをとることと、買う時の金額が高いことが言えます。
それと、ゴムでできているので劣化もします。
タイヤと同じですよね。
メーカーは、はっきりした使用期間を設けていない事が多いですが、5年~10年ぐらいとされています。
使用しないときは、ケースに入れて、
使用するときは、雪の上なので直射日光にあたりにくくタイヤよりは劣化は遅いですが、それでも年数が経てば劣化はします。
一度も使用しないで、買い替えないといけないなんて事もあり得ますね・・。
少し前に話題になっていたのが、布製のチェーンです。
初めてこの商品を見たときは、目が点になった覚えがあります。
実際商品を触ってみたら、つるつるとした布をタイヤにガバッ!っと被せるだけの簡単なものでした。
もはや、これをチェーンと言うのかが疑問でしたが、一応雪の上を走る為のものなのでチェーンと括っているようです。
正直こんなの本当に雪の上で走れるのか、半信半疑でしたが、
今では、カーディーラーでもオプションパーツとして売られているほど、信頼度も上がっているみたいですね。
そしていま話題になりつつあるのが、
スプレー式のタイヤチェーンですね。
もはやチェーンの形はありません。
ただのスプレー缶です(笑)
これは、雪が積もったり、凍結したところを走る時に、ノーマルタイヤに吹き付ける事で、グリップ力が上がり走行できるようになると言う優れ物。
タイヤ表面に、特殊な液材を塗ってグリップ力を上げる仕組みで、スプレーを吹きかけたあとのタイヤはベタベタしていかにもグリップしそうな感じになります。
タイヤ表面に吹きかけるので、徐々に剥がれてきます。
そうしたら、またスプレーして性能を回復させる必要があります。
溝に入り込んだ白い薬剤は、走行ではとれないので、必要無くなればしっかり洗ってあげないといけないかもしれませんね。
スプレー式のタイヤチェーンの性能とは。
昔からタイヤに携わってきた私からしたら、まだ信じきれませんがスプレーしただけで雪の上をノーマルタイヤで走れるようになるんです。
スプレー式チェーンを使用している動画がこちら。
個の動画では、使用方法と使用した時の性能を紹介しています。
実際、ノーマルタイヤにスプレーを吹きかけてだけの状態で、凍結した道をスイスイ走っています。
信じがたいですが、これが実際の映像なのでそれだけに性能があるという事でしょう。
ただ、そんなに長い間は使えないようです。
メーカーは、はっきりした走行距離は明記していませんが
アメリカでの実験では、70kmまで走る事ができたそうですが実際は条件や運転の仕方が違うのでそこまでは伸びないと思っておいた方がいいでしょう。
雪道の間にアスファルトを挟むとさらに液材が剥がれてしまうので耐久性は下がってしまうでしょう。
なので、運転していて滑りやすくなれば、再度スプレーを吹き付ける必要があります。
しかしながら、作業は簡単ですし保管スペースもとらないので便利な商品と言えるでしょう。
チェーン規制は??
冬場の高速道路などでは、よくチェーン規制は発令されます。
チェーン規制は、スタッドレスタイヤを履いている車か、タイヤチェーンを装着している車のが走行できるので、
ノーマルタイヤの車は、走行できなくなります。
では、スプレー式のタイヤチェーンはどうなのでしょうか?
名称は、スプレー式タイヤチェーンとは言いますが、実際タイヤに巻くチェーンではないので、
チェーン規制では、チェーンとは扱ってもらえすノーマルタイヤの扱いになるので、高速を降ろされてしまいます。
あくまでも緊急脱出用に使うようにしましょう。
まとめ
便利な世の中になっているので、便利な商品が次々出てきますね。
この、スプレー式タイヤチェーンもその一つだと思います。
タイヤチェーンを装着するのはできるか不安って方でも、このスプレー式のタイヤチェーンなら吹きかける事ができるでしょう。
ノーマルで走るよりは、安心できるという感覚で使う方がいいでしょう。
スタッドレスタイヤを履くほど雪が降ったり凍結をしたりしない地域でも、稀に滑り止めが必要になる事があるでしょう。
そのような予期に、このスプレーをひとつ積んでいるといないとでは、安心感が違いますよね。
あくまでも、メインとして使わない方がいいと思いますよ。
店長
本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。