タイヤ専門店の元店長がおススメする、後悔しないタイヤ選びとカーライフサポート

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カーバッテリーの交換の仕方。簡単だけど間違うと危険!確実に作業する方法とは。

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冬になると不安になるのが、車のバッテリーですよね?
(私だけ??)

2年以内ぐらいに新品に交換していたら大丈夫でしょうが、それ以上年数が経っていたら、今年の冬は乗り越えられるのかが心配になります。

冬はバッテリーが上がりやすいですからね。

車のバッテリーは、鉛蓄電池と言って希硫酸と鉛による化学反応を利用し電気を蓄える、充電電池のようなものなので、中の液温が下がる事によって十分な動きがっできなくなります。

温度がマイナス20度なら本来の性能の約50%のの能力しか発揮できませんし
温度が0度でも、本来の性能の約80%の能力しか発揮できないと言われています。

これが新品なら、まだ安心できますが、古くなり50%の性能になっていたらマイナス20度にいたらバッテリーは動いてくれないです。

マイナス20度は、東北や北海道ぐらいしかならないと思いますが
気温0度は、沖縄以外のどの地域でも起こることではないでしょうか。

そうなったら、冬本番になる前に現在のバッテリーの様子を調べておいた方がいいと思います。

でも、なかなか自分ではバッテリーの点検ってできませんよね?

バッテリーの上部に、点検用の小窓が付いていますが、これって本当の悪くならないと色が変わってくれません。

逆を言えば、点検窓の色が変わっていればすぐ交換が必要になるって事ですね。

では、どこで点検してもらったらいいのでしょうか??

それは、バッテリーを扱っているお店なら殆どのお店で点検をしてくれます。

良い悪いの判断は、お店や店員によって様々だと思いますが、テスターでの点検結果はある程度の参考になるでしょう。

カーディーラーに、バッテリーの点検だけ持って行くは、なんだか気が引けるって方は、
カー用品店(オートバックスやイエローハット)やガソリンスタンドやチェーン店のタイヤ屋さんなんかでもバッテリー点検を快く実施してくれます。

しかも、殆どの店舗が無料で点検してくれるので、一度見てもらってもいいでしょう。

そこで、バッテリーを交換した方がいいと言われたら、一度検討した方がいいでしょうね。

本日は、バッテリーを交換しないといけなくなり、一番安いインターネットで購入し自分で取り付ける場合の方法と注意点をお話したいと思います。

カーバッテリーをインターネットで買い時の注意点を
車のバッテリーは、ネットが一番安い?買う時の注意点とは?』に

カーバッテリーの選び方を
カーバッテリーのサイズの見方と、選び方。間違うと大変な事になることも。

にそれぞれ記事にしているので、参考にしてください。

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研修生

店長!
車のバッテリー交換の手順教えてください。
自分でできるようになりたくて!!

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店長

いいよ!!
まずは、交換するバッテリーを用意することから始めないとね。
今は、車のバッテリーもインターネットで買えるので、楽天やアマゾンなどのネットショッピングサイトをチェックしてみて!
『バッテリー+サイズ』でずらー~っと出てくるから、いいものを選んでね。
僕のお勧めは、パナソニックのカオスなんていいと思うな!
ショップで買うととっても高い高性能バッテリーだけど、インターネットでは安くで出ているからとってもお得なんだ。

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研修生

そのバッテリー知っています。
カー用品店で働いているスタッフの方ってよくこのバッテリー使っていますよね?

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店長

そうだね。
ショップの人は、従業員価格で購入できるから、いいバッテリーを入れる事が多いよね!
バッテリーの準備ができらたら、交換をしていくよ!

バッテリー交換の手順

現物の確認

まずは、交換する前に、用意したバッテリーが現在付いているバッテリーと同じサイズか、車に合ったものなのかを確認しましょう。

サイズの見方は
カーバッテリーのサイズの見方と、選び方。間違うと大変な事になることも。
ここに書いてあるので、参考にしてください。

サイズがあっていたら、次に進みます。

カバー類を外す

車種によっては、バッテリーを固定している固定具の上にカバーがかぶっている場合があります。

DSC_0442

この写真のように、固定具の片方のナットは見えていますが、写真下側のナットは見えません。

よって、家にかぶっているカバーを外す必要があります。

カバーは、簡単に外れるようになっている場合が殆どなので、プラスチックのピンがネジで止まっていると思います。

それを外して、バッテリーの固定具を外しましょう。

メモリーバックアップ

車は、時計やナビの設定、その他メモリー機能をバッテリーの電源によって記録しています。

バッテリーが完全にあがってしまわない限り、この常時電源にてメモリーを記憶しているので、バッテリーを外した時に記憶が無くなってしまいます。

バッテリーを外す事によってりセットされる項目

・時計
・ナビ履歴
・ラジオチャンネル
・シートメモリー
・音楽設定
・トリップメーター
・オートパワーウインドー
・燃費計
・ハンドル舵角センサー
・セキュリティ設定
などです。

車種によっては、他にもリセットされてしまう機能があるかも知れません。

複雑な設定をしていなければ、バッテリー交換後に再度設定してもいいかも知れませんが、パワーウインドやハンドル舵角センサー等のメモリーがリセットされると設定に時間がかかるので、メモリーバックアップをすることをオススメします。

メモリーバックアップとは、バッテリーを外している状態で、別の電源からメモリーを記憶させておくだけの電源を供給しておく事。


(楽天のページに飛びます)

よくこのような商品が出ています。

これは、バッテリーを外す時に、バッテリーにつながっているケーブルに接続し中にないっている乾電池の電源を供給してメモリーを飛ばさないようにする商品です。

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これで十分だと思うんですが、あまりバッテリー交換に慣れてない人には私的にはオススメできません。

なぜなら、バッテリー交換をしている時にケーブルに引っかかってしまったり、外れてしまう事があるからです。
外れてしまったら、メモリーはそこで飛んでしまい、折角の商品を買った意味が無くなってしまいますからね。

私的には、


(楽天のページに飛びます)

このような、車内のシガーライターソケットから電源をとる商品がオススメです。
シガーライターソケットは、電源を使うだけでなく逆におくる事もできるんです。

ここで、メモリー電源を供給していれば、作業中に邪魔になることもないので、便利だと思いますよ。

この時、できるだけ電気の消費を少なくするために、電球類やオーディオ関係をオフにしておきましょう。

メモリーバックアップが接続できたら、ACCまでキーを回します。
(ボタンの場合は、オフから1回押す)

マイナス端子を外す

メモリーバックアップが済んだら次はマイナス端子を外します。
(バックアップしない方はそのままマイナス端子を外してください)

マイナス端子がどちらかを必ず確認してください。

DSC_0443


バッテリー上部に書いています。

端子はナットで止まっているので、ゆるゆるになるまで緩めて、ナットを外しきらないでくださいね。
次に付けるときに面倒なので。

端子が外れたら、端子がバッテリーに接触しないように布でまいて保護していると安心ですね。

プラス端子を外す

次にプラス端子です。

DSC_0441

写真のようにプラス端子は、カバーで覆われている事が多いですね。

錆びたり、何か接触物があると危険なので、マイナス端子と比べると、わかりやすく保護されています。

カバーがない場合は、バッテリー上部に必ず『+』の文字があるので探しましょう。

プラス端子も、マイナス端子同様に外します。
要領は同じですが、プラス端子の場合は必ず布で保護し他の部品に接触しないようにしましょう。

バッテリーを交換する

バッテリーの固定具、そしてプラスとマイナスの端子が外れれば、もうバッテリーに繋がっているものはないので、
慎重にバッテリーを引き上げ、車から降ろします。

この時、意外とバッテリーは重いと言う事を考えておきましょう。
軽自動車に使われている小さなバッテリーでも、意外と重いです。

しかも、持ちにくい場所や体制で持ち上げないといけない場合もあるので、絶対に落とさないようにしてくださいね。

そして新しいバッテリーを置くときに必ず端子の向きを確認してください。

もし、逆を置いてしまい、プラスとマイナス端子を逆に接続すると、車のメインコンピューターがショートしてしまい、車は激しく損傷してしまいます。

ですので、必ず確認してくださいね!!

ここで折り返しです。

プラス端子を接続する

バッテリーが元の位置に置けたら、逆の作業をしていきます。

先に接続するのは、プラス端子です。

プラス端子を接続するときは、ケーブルの先のまるい部分を、バッテリー端子の一番奥まで入れください。

※この接続が不十分だと、後々接触不良が出ることもあります。

入りにくい場合は、ハンマー等で叩いてもいいのですが、必ずプラス端子を布等で覆った状態で叩くようにしてください。

端子が奥まで入れば、ナットを締めて緩まないように固定します。

マイナス端子を接続する

プラス端子が接続できたら、続いてマイナス端子も接続しましょう。

マイナス端子もプラス端子と同様に、ケーブルの先の丸い部分を、バッテリー端子の一番奥まで入れてくださいね。

理由は同じです。

奥まで差し込めたら、ナットでしっかり固定します。

マイナス端子を接続するときは、すでにプラス端子が接続されている状態なので、全ての電子機器に電気が通ります。

マイナス端子を接続する時に、端子のところに多少火花がでる場合がありますが、以上ではないので怖がらずにそのまま接続してください。

バッテリーを固定する

元々と同じように固定具を使ってバッテリーを固定します。

この固定具で使われている引っかける構造になってる金属の棒は、強く締めすぎると折れてしまうので、慎重に締めて行きましょう。

だからといって緩くてもバッテリーが動いてしまって危険です。

調度いい強さで閉めましょう。

心配なら、数日後緩みがないか確認した方がいいですね。

後はカバーがあるならそれも元のように復元します。

メモリーバックアップを外す

バッテリーが接続されれば、電気の供給はバッテリーが行っているので、バックアップを外しても問題有りません。

バックアップを外したら、メモリーが消えてないか確認しましょう。

消えていなければ、バッテリー交換に完了です。

注意点

バッテリーを交換するときに特に注意した方がいいのが、端子の向きと外す順番です。

マイナス→プラス→プラス→マイナス

これは必ず行ってください。

なぜこの順番でないといけないのでしょうか?

実は、逆でもバッテリー交換することは問題有りません。

車に何か異常が出ることもありません。

そしたら、なぜその順番がいいのでしょう??

それは、作業中に他のものと接触した時に安全性の為です。

バッテリーの電源は

プラス端子
  ↓
配線・機器類
  ↓
 車体 
  ↓
マイナス端子

接続されています。

車体全体にマイナスが流れている状態なのです。

仮にマイナス端子が外れてプラス端子が接続された状態で

レンチ等の電気を通す工具がプラス端子にと車体に接続してしまっても、マイナス端子と車体との接続がないのでショートすることは有りません。

しかし

逆にプラス端子が外れ、マイナス端子が接続された状態で、プラス端子と車体がレンチ等にとって接続されてしまったら、直接電気が流れショートしてしまいます。

その危険性を考えたら、

マイナス→プラス→プラス→マイナス

が安全性が高いので、この順番で交換が必要なのですね。

あと、工具をバッテリーの上に絶対に置いて作業しないことですね。

バッテリーのプラス端子とマイナス端子が直接つながるととてつもない火花が飛び、高熱を帯びて大変な事になります。

ですので、このプラス端子の扱いには十分注意しましょう。

まとめ

バッテリー交換は決して難しい作業では有りません。

でも少しでも間違ってしまうととっても危険な事になりかねないので、作業手順をしっかり確認し、安全な作業をしてくださいね。

最後にもう一度

マイナス→プラス→プラス→マイナス

本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

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