冬になるとあがりやすくなる車のバッテリーですが、交換する時ってどこに依頼しますか?
・カーディーラー?
・カー用品店?
・修理工場?
・自分で?
もしくは、バッテリーが弱るまで同じ車には乗らないって方もおられるかもしれません。
(うらやましい・・・。)
でも、多くの人がバッテリー交換を経験していることでしょう。
上記のうち、どこかしらのお店で交換する場合は、お店の人が交換に必要なバッテリーをチョイスしてくれて、金額によって好きなバッテリーを選ぶといったところですね。
しかし、自分で交換するとなると、バッテリーを自分で選んで、それを自分で取り付けしないといけません。
でも、実はインターネットで買って自分で取り付けるのが一番安い!
その事については
『車のバッテリーは、ネットが一番安い?買う時の注意点とは?』
の記事に描いてありますので、参考にしてください。
インターネットで買うのが安いのはわかったけど、どれを選んだらいいかわからないって方の為に、本日はネットでバッテリーを買うときに必要なことを書きたいと思います。
店長
まずは、バッテリーのサイズを確認しないといけませんね。
店長
久留間くんバッテリーのサイズはどこに書いてあるかわかるかい?
研修生
わかりますよ!
取扱説明書か、バッテリーの上部に書いてあります。
店長
その通り!
車種によったら取扱説明書にバッテリーのサイズが書いていない場合があるので、今ついているバッテリーを見るのが確実だね!
店長
写真の車のようにサイズがバッテリーの固定具で見えない場合があるので、その場合は固定具を外して確認してみよう。
店長
サイズがわかったらもう簡単だね!
楽天やアマゾンなどのインターネット販売サイトに行って、『バッテリー+サイズ』で検索すればヒットします。
バッテリーのサイズの見方。
まずは、自分の車につているバッテリーのサイズを確認しなくてはいけません。
サイズは、車の取扱説明書かバッテリー本体の上部に記載されています。
乗用車用バッテリーのサイズの表記の仕方は大きく分けて3種類です。
アイドリングストップ無し車が
・75D23R
のような表記で
アイドリングストップ有り車が
・Q-85
のような表記で
ハイブリット車が
・S55D23L
のような表記をします。
これがバッテリー上部に記載されているので探してみましょう。
サイズの見方ですが
アイドリングストップ無し車の場合。
40B19L
40=バッテリー容量。
B =端子の大きさ。
19=バッテリーケースの大きさ。
L 端子の向き。
バッテリー容量。
数字が大きくなれば、容量も大きくなるので長持ちしやすくなります。
【注意】
容量を大きくするのはいいのですが、小さくすることはできません。
必要な電力が足りなくなるので、寿命が著しく短くなったりします。
端子の大きさ。
乗用車のバッテリー端子は、B端子とD端子に分かれます。
Bの方が細く小さい車に多い。
Dに方が太く大きな車に多い。
端子とは、バッテリーから出ているケーブルと接続するために物です。
乗用車用バッテリーは、+と-の2本上部より出ています。
端子の大きさが変われば接続することはできません。
バッテリーケースの大きさ。
ケースの大きさは、規格で決まっています。
これも基本的に同じ大きさのものを使わないといけませんが、大きくできる車種もあります。
B19サイズとB24サイズの2パターンの設定がある車種で、
B19サイズが付いている場合は、B24サイズの変更することができます。
その場合が、バッテリーを固定する台の大きさが横方向に大きい場合に可能です。
わからない場合は、無理にサイズ変更せずに、バッテリー容量だけを大きくする方がいいでしょう。
端子の向き。
端子の向きは、【L】と【R】の2種類しかありません。
これは、【+】の端子を手前に持ってきて時に、端子がどちらにあるかで分かれています。
端子が左側に来れば【L】で右側なら【R】と言う事ですね。
この端子の向きが逆の場合、取り付けはほぼ無理でしょう。
車種によっては、端子と接続するケーブルが長くて逆側まで届く場合に、L⇔Rでも使用可能ですが、基本的に取り付けはできませんで、車に合った端子の向きで注文するようにしましょう。
アイドリングストップあり車の場合。
N-42R
N =バッテリーケースの大きさ。
42=バッテリー容量。
R =端子の向き。
バッテリーケースの大きさ。
通常バッテリーとは違い、バッテリーケースの大きさをアルファベットで表記します。
M=B20サイズ
N=B24サイズ
Q=D23サイズ
S=D26サイズ
T=D31サイズ
B19サイズは、B20サイズと比べて長さが10mm、幅が1mm小さいだけなので、
B20サイズのM-42Rを使う事が多いです。
M-42で代用できるので、ショップなどでは、M42しか置いていない場合もありまね。
それ以外のバッテリーは、固定具の兼ね合いと端子の大きさの兼ね合いで基本的には変更できせん。
バッテリーの容量。
通常バッテリーのように、大小様々な容量が出ているわけではありません。
1サイズ1種類か、多くて2種類でしょう。
サイズが同じなら、殆どが容量も同じです。
仮に容量の違うバッテリーがあれば、容量を大きくすることはできますが、小さくすることはできません。
端子の向き。
端子も向きも、通常バッテリーと同じで、
【+】端子を手前にもってきたときにどっち側に端子が来るかで【L】と【R】が決まります。
通常バッテリーと違うところは、
【R】は書いてあるのに【L】は書いていないところです。
メーカーによれば【L】も書いてある場合もありますが、殆どのメーカーが【L】の記載はありません。
記載がなければ【L】で、【R】と書いていれば【R】と言う事ですね。
アイドリングストップ有り車に、通常バッテリーを付けないようにしましょう。
サイズが同じものがあるので、取り付けようと思えば取り付けられます。
価格が、アイドリングストップ無し車用の方が、断然安いので取り付けたい気持ちはよくわかりますが、
バッテリーの耐久性が極端に違うので、寿命が著しく短くなります。
バッテリーメーカーが試したところ、アイドリングストップ有り車に通常バッテリーを付けて通常使用した場合、半年でバッテリーがあがってしまったらしいです。
そのくらい、アイドリングストップはバッテリーへの負担が大きいのですね。
逆に、アイドリングストップ無し車にアイドリングストップ用のバッテリーは取り付けできます。
しかもかなりの高寿命になるんです。
アイドリングストップ機能がないお車で予算に余裕がある方は、アイドリングストップ用バッテリーを付けてみてください。
とぉ~っても長持ちしますよ。
ハイブリット車の場合。
基本的には、アイドリングストップ無し車と同じ表記の仕方になっていますが
サイズの頭に【S】の文字があります。
この【S】は制御弁式バッテリーであることを示しており、内部圧力が規定値を超えるとガスを放出する便構造をを備えているバッテリーで、
この【S】があればハイブリット車ようのバッテリーだと言う事になります。
ハイブリット車の場合は、システムに異常が出ないように、サイズは純正と同じものを選ぶようにしましょう。
バッテリーの選び方。
自分の車のバッテリーのサイズがわかったら、同じサイズのバッテリーを選ぶんですが、元々新車から付いているバッテリー容量が市販されているバッテリーに比べて、小さい物が付いている場合があります。
市販されているバッテリーは、スタンダード容量か、大容量が多いので、小さい容量のバッテリーは探しても無い場合があります。
その場合は、容量の大きいバッテリーを選ぶようにしましょう。
バッテリー容量は、小さくはできませんが、大きくするのは価格以外ではメリットしかないのです。
基本的にアイドリングストップ車とハイブリット車は、減車と同じ品番同じ大きさのバッテリーを選ぶようにしましょう。
今のバッテリーは、バッテリー液が元々入っていて、届いた時からすぐに使うことができます。
以前は、バッテリー液をケースにいれて化学反応をさせてから使うバッテリーがありましたが、危険性があり現在ではメーカーですぐに使える状態にしたものを販売するようになっています。
と言う事は!
古くなればそれだけ寿命が短くなると言う事なので、中古品や古い型のバッテリーは極力選ばないようにした方がいいですね。
それと、最近ではバッテリー液の補充もあまりしなくなりました。
バッテリー液は、徐々に蒸発して減ってきます。
許容範囲を超えて減った場合は、バッテリー液を補充する必要がありますが、最近のバッテリーは改良されて良くなっているので、あまりバッテリー液が減らなくなりました。
もし減ったとしても、かなり年数が経ってからになるので、その時はバッテリー自体も劣化しているので交換が必要になることは多いんですね。
それと、以前は高額だった無補水タイプ、いわゆるメンテナンスフリーのバッテリーも最近では安く手に入るので、そっちの方がメンテナンスしなくていいのでよく売れていますね。
メンテナンスフリーのバッテリーは、密閉力がよくバッテリー液が蒸発しにくいので、バッテリー自体も長持ちします。
なので、最近の電気使用量の多い車には、ピッタリのバッテリーだと言えますね。
充電制御車対応バッテリーとは?
インターネットでバッテリーを検索するとよく出てくるのが『充電制御車対応』という文字ですね。
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最近のエコカーには、殆どの車でこの充電制御システムが使われています。
これは、どのようなシステムかというと、
今までのバッテリーとエンジンの関係は、
エンジンが回転している間、常にオルタネーターが回転し、それによって常にバッテリーが充電されている状態でした。
携帯を操作するときは常に充電機にさして操作している状態。
充電制御システムの車のバッテリーとエンジンに関係は、
バッテリーの中に蓄電されている電気料がある一定まで下がったら、オルタネーターを回して充電をし、
バッテリーの中に電気が十分に充電されたら、オルタネーターを止めて、エンジンの負荷を減らし燃費を良くするシステムの事。
このシステムによっても、燃費が改善され燃費の向上に貢献しエコカーが作れるんですね。
携帯を充電して、電池が少なくなった時だけ充電して、充電がMAXになればまた充電器を外して使っている状態。
個の方が電気代は安くなりますよね?
このシステムにより、燃費は良くなりましたが、バッテリーへの負担は大きくなりました。
通常の場合は、常に充電がされているのに、充電されたり減ったりするので、バッテリーにとったら過酷なのですね。
なおで、充電制御車用のバッテリーは耐久性に優れていると言う物になります。
最近のエコカーと言われる車の殆どが充電制御車と言えます。
一つの目安が、
このようなステッカーがリアガラスに張ってある車は充電制御システムの可能性が高いので、充電制御対応バッテリーを選ぶ方がいいでしょう。
充電制御システム搭載車に、通常のバッテリーを付けるとどうなるのでしょう?
使用には問題ありません。
しかし、寿命は短くなります。
通常のバッテリーの方が安いので、安いバッテリーを回数交換するものいいかも知れませんが、回数が少ない方がいいですよね?
それなら、少し割高になるかも知れませんが、充電制御車用のバッテリーを選ぶようにしましょう。
外したバッテリーの処分は?
サイズがわかったらあとはインターネットで買うだけなんだけど、ここで注意したいのが、外した廃バッテリーをどうするかってことですよね。
地域の電池の日とかに一緒に出せないんですかね?
車の電池なんだし。
それはできないね!
地域の回収は乾電池だけだから、車のバッテリーは回収してくれないよ!
やっぱり。
そーですよね!
では、どう処分したらいいんてすかね?
処分の方法はいくつかあります。
①バッテリー取扱店で処分してもらいます。
この場合は、処分料がとられる可能性があります。
持ち込みを受け付けてくれないお店もあるので、事前に確認が必要ですね。
②廃品解消に出す。
よく軽トラックで廃品回収に回ってる業者がいます。
バッテリーは、買い取る業者がいるので、廃品回収業者は快く引き取ってくれます。
③ネットで買う時に回収も依頼する。
インターネットでバッテリーを買う時に同時に廃バッテリーを回収してくれる業者も増えています。
無料の場合と有料の場合があるので、事前にしっかり確認が必要ですが、
どちらの場合も、バッテリーを交換して外したバッテリーを、新しいバッテリーが入っていた箱に入れて、同根の送り状で送り返すというもの。
すぐに処分できるので、無料なら少しの手間でできるのでいいのではないでしょうか。
まとめ
バッテリーの交換は
『カーバッテリーの交換の仕方。簡単だけど間違うと危険!確実に作業する方法とは。』
にまとめていますので、自分でされる方は参考にしてくださいね。
バッテリーはあがってしまうと面倒なので、早めの交換がいいと思います。
今のバッテリーを3年以上使っている人は、そろそろ交換を考えた方がいいでしょう。
バッテリーの点検も無料でしてくれるお店も多いので、一度点検してもらってもいいでしょう。
買う時は、できる方はご自身で交換してみてくださいね。
あくまでも自己責任ですが。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。