もうどの地域の方も、スタッドレスタイヤに交換は終わってきたころですかね?
最近、たまにお問い合わせいただくのが、
『春には交換しないといけない夏タイヤは、スタッドレスに交換するときにタイヤだけ外してもらった方が得なのか?』
と言う事ですね。
確かに、もう使えない夏タイヤを、わざわざ持って帰るもの、重たいし場所もとるので嫌ですよね?
だったら、スタッドレスタイヤに付け替えてもらう時に、ついでに夏タイヤをホイールから外してホイールだけ持って帰った方が得で楽なんではないか?
と、私も考えてしまいます。
でも、ですよ!
それって本当に得なのでしょうか?
本日は、そこを考えたいと思います。
研修生
店長!!
最近、スタッドレスタイヤに交換する時に、来春に交換しないといけない夏タイヤをホイールから外して、ホイールだけ持って帰る人がいるんですが
それって本当にお得なんですかね?
店長
うぅ~ん。
得か得じゃないかというより、小さくコンパクトになるから、使わないタイヤは早く処分してしまおうって考えなんじゃないかな?
研修生
あぁ?!
そっちですか?
てっきり先にいらないタイヤを外しておいた方が特になるのかと思っていました。
店長
得か得でないかと言うと、ケースバイケースだと思うけど、殆どの場合は損の方が多いかも知れないね。
研修生
損なんですか?!
てっきり得するからみんな先にタイヤを処分しているんだと思いました。
ところで、なんで損するんですか?
店長
全てが損ってわけじゃないけど、ケースによったらお金を多く支払ってしまっている可能性があるんだよ。
研修生
お金多くですか??
それは損ですよね!!!
店長
全てではないけど、そんなケースもあるって事だね。
研修生
例えばどんなケースですか??
店長
そうだね。
では、ちょっとまとめてみるね。
スタッドレスに交換するとき、夏タイヤがダメと言われたら。
そろそろどの地域もスタッドレスタイヤhの交換が終わったころでしょうか。
これで、ひとまずは安心ですかね。
でも、中にはスタッドレスタイヤに交換した夏タイヤが交換時期を迎えている事を言われた方もおられるでしょう。
春になれば、また新しいタイヤを買わないといけないのか・・・。
と落ち込んでいるかもしれません。
でも、安全のためと思って諦めましょう。
どうせ春に交換するなら、先に夏タイヤを処分してもらって、ホイールだけ持って帰ったら、持ち運びも軽くなるし、保管スペースも小さくて済むし、いいって思いますよね??
私もそう思います。
でも待ってください。
それって本当にいい事ばかりなんでしょうか??
冬に夏タイヤを処分するメリット。
スタッドレスタイヤ装着時に、外した夏タイヤを先に処分してもらって、ホイールだけ持って帰る場合のメリットは、
これは、なんと言っても軽くなると言う事ですね。
ホイールにタイヤがくっついていると、とっても重たいですよね。
軽自動車でも、結構な重量ですし、普通車になればなおさらです。
ホイールだけなら、持ち運びがとっても楽になります。
もう一つは、保管スペースが小さくて済む事ですね。
タイヤの分のスペースが、春までは空くので有効活用できそうです。
後は、タイヤ交換はお金がかかるので、少しでもその時の出費を抑える意味でも、先にタイヤを外してもらって、
その工賃と、タイヤの処分料を払っておけば、春の負担が減りますよね。
年末と、春なら年末の方が、お金に余裕があるし・・・。
冬に夏タイヤを処分するデメリット。
では、逆にデメリットはと言うと、
先ほどメリットだと思っていた事がデメリットになることもあるんですね。
タイヤが無くなって、ホイールだけになったら、タイヤの分のスペースが無くなりので、保管場所はスッキリすると思いがちですが、
実は、逆なのですね。
タイヤとホイールのセットの場合は、
このように保管している方が多いと思います。
タイヤを処分して、ホイールだけになったら、同じように積み上げれるのでしょうか?
実は、ホイール同士は同じ大きさなので、重ね上げる事ができません。
バランス良く積みあげれたとしても、少しの衝撃で崩れ落ちてしまいます。
なので、ホイールだけの場合は、
積み上げずに、4本とも地面に置かなくてはいけません。
なので、逆にスペースをとってしまいます。
もうひとつは、タイヤが付いていないと、本来であればタイヤの中に入っているホイールの内部が外にさらされるので、酸化したり腐食する原因にもなります。
料金面でも、
タイヤをホイールから外す場合は、工賃がかかります。
春にタイヤを新しく購入する時にも工賃がかかります。
タイヤ屋さんは、基本的にはタイヤをホイールから外して、新しいタイヤを付ける事を前提に工賃を決めています。
なので、1本1000円 というような表記の場合
タイヤを外す工賃。
タイヤを組み込む工賃。
バランスをとる工賃。
タイヤを車に着ける工賃。
がセットになって1000円となるケースが多く
どの項目でいくらという細かな表記をしているお店は少ないでしょう。
細かく表記していても、セットで価格を出しているので、
タイヤを外す工賃を省いてそれ以外の工賃を足すと
少し割高になるケースが多いんです。
しかも、タイヤを買おうとしている春は、タイヤ業界としては繁忙期なので、大々的なセールもするでしょうし、
工賃の値段交渉もできるかも知れません。
なので、料金面でも割高になるケースがあります。
タイヤを預けている場合は。
最近では、お店が外したタイヤを預かってくれるサービスをしているお店が増えてきています。
家に保管場所がないや、持ち運びが大変だから預けている方も多い事でしょう。
交換しないといけないタイヤを預けけるのは、とっても損した気分になりますよね。
それなら、ホイールだけにして持って帰った方がいいって思いますよね??
私だってそう思うでしょう。
しかし!!
タイヤの預かりをしている店舗でも、ホイールだけなら預かってもらえない事が多いようです。
ホイールだけを預けられたらお店側も、積み上げにくくすぐに傷が付くのでホイールだけでは預かりたくないんですね。
でも、家にもスペースがなければ預けるしかありません。
それなら、少し損のような気はすると思いますが、タイヤ付きで預かってもらって置いて、春にタイヤ交換をしてもらう方がいいと思います。
まとめ。
スタッドレスタイヤに交換するときに、履いていた夏タイヤがダメと言われたら、春までそのままの状態にして保管しておいて、春にタイヤの値引き交渉と同時に工賃も併せて値引き依頼した方がいいでしょう。
春のセールで、安くしてくれるでしょう。
値段的にも、保管的にも、私的には
スタッドレスタイヤに交換するときに、夏タイヤが交換時期と言われたら、
冬場はそのまま持っておいて、春に交換してもらいましょう。
その方が私はいいと思います。
店長
本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。