もうすぐお盆で連休という方は多いのではないでしょうか?
家族で帰省や旅行、レジャーなんかも楽しみですね。
お出かけには、自動車を使い高速道路を使うって方も多いかと思います。
毎年ロードサービス大手のJAFが一般道と高速道路のトラブルの出動理由をランキングにしています。
そこには、必ずバッテリー上がりというのが入っています。
一般道では、バッテリーが上がってしまうのは、なんとなくわかる気がします。
ここでは、一般道というかどこかのお店だったり、駐車場だったりが多いかと思います。
車内灯を点けっぱしだったとか、ヘッドライトを点けっぱなしだったとか、いわゆる停車中に電気を使い過ぎてバッテリーが上がってしまうという理由が殆どです。
でも、高速道路でもバッテリー上りがいつも3位とか4位に入っているのです。
これって、かなりバッテリー上りが理由でロードサービスを呼んでいるって事ですよね?
何で高速道路でバッテリー上りが起きるのでしょう?
今回はその理由と対策をお話します。
研修生
店長!
もうすぐお盆休みですね。
どこかに行くんですか??
店長
僕は、いつも田舎に帰るんだよ。
高速使って400kmぐらい走るかな!
久留間くんはどこかに行くの?
研修生
僕は、家族で旅行に行こうと思っています。
車で行く予定なんですが、渋滞すごそうですね!
店長
どこの高速道路も渋滞するだろうね。
渋滞は、人間も疲れるけど車も疲れてしまうから事前にちゃんと点検しないといけないよ。
研修生
渋滞って、ずっと止まっているからあまり車には負担かからないじゃないんですか?
トロトロしか走らないし。
店長
スピードという部分では、負担は少ないかもしれないね。
でも、夏の炎天下の中エンジンはずっと動いて高温になっているからエンジンオイルや冷却水、後はバッテリーなんかもとっても負担がかかているんだよ。
研修生
バッテリーも??
エンジンはかけたままなんで、バッテリーは充電されてるから大丈夫なんじゃないんですか?
店長
夏場は特に、エアコン全開・雨ならワイパー・DVDを見たり・夜ならライトを点けたりと電気を沢山使っているんだよね。
停車中のアイドリング状態の充電ではとってもおいつかないこともあるんだよね。
その証拠に、JAFが発表している連休の高速道路トラブル出動ランキングで、バッテリー上りがいつも上位にあるんだよ。
研修生
そうだったんですか??
高速はいつもより充電ができてバッテリーには良い環境かと思っていました。
店長
過放電バッテリーってやつだね。
バッテリーが新しい状態ならまだなりにくいんだけど、少し古くなってきて劣化してくると特になりやすい症状だね。
研修生
それなら、連休前にバッテリーも点検している方がいいかもしれませんね。
バッテリー替えたのもう2年前ぐらいだし・・・。
店長
2年経っていたら、注意した方がいいかもしれないね。
バッテリー上りのこともう少し詳しく解説するね。
高速道路でのバッテリー上りの原因とは?
もうすぐお盆休み!
連休を楽しみにしている方も多いんじゃないですか?
お盆などの連休につきものなのが、高速道路の渋滞と車のトラブルです。
渋滞は仕方ないものだと思いますが、車のトラブルは避けたいものですよね。
ここにロードサービス大手のJAFが発表している、一般道と高速道路でのお盆期間中の出動理由をランキングのしたものがあります。
詳しくはJAFホームページへ。
ココで私が見てほしいのが、高速道路でのトラブルです。
1位のタイヤに関するトラブルは、ある意味避けようがないのも事実です。
事前にパンクしているケースはあるかもしれませんが、殆どの場合は走行中に何かを踏んだりタイヤをぶつけたりしたことによりトラブルです。
2位の燃料切れは、ガソリンスタンドの確認不足ですね。
3位の事故のも、不注意の場合はありますが、事前に避けようがありません。
4位・5位・6位はどれも電気系に関するトラブルです。
しかも4位と6位はバッテリーに関するものになります。
これをバッテリーとして1つにするともしかしたら1位になっているかもしれませんね。
ここで、疑問に思う方もいるかもしれません。
高速道路でエンジンがかかっているのに何でバッテリーが上がるのか。
車のバッテリーというのは、言わば充電電池のような物。
エンジンがかかっている時は、発電機が回ってバッテリーを充電しようとします。
なので、基本的に走行中にバッテリーが上がってしまうってことはないのです。
なんなら、少しの間ならエンジンをかけたままバッテリーを外してもエンジンはかかったままになるぐらいです。
このエンジンについている発電機のことをオルタネーターと言いますが、これが故障すると発電しなくなり走行中でもエンジンが止まってしまいます。
充電電池のコンセントを抜くのと同じ事なのでバッテリーの中を使い切ったら電源はなくなってしまうからです。
それが、トラブルランキングの5位にあたる症状ですね。
それも故障なので、避けようがないとも言えます。
では、4位と6位のバッテリー上りは高速道路でなぜ起きてしまうのでしょう?!
その主な原因は過放電です。
簡単に言うと充電量より使用電力の方が多くなりすぎて上がってしまうのです。
状況としては、渋滞でトロトロ運転をしている状態。
アイドリングと同じような状態が続くので、充電が十分にされない状態が長い間続きます。
夏場は、もちろんエアコンをつけないと車内が蒸し風呂状態になるのでエアコンをフル稼働。
夕方や夜、トンネルなんかではヘッドライトを点灯。
雨が降れば、ワイパーを動かし、車内ではDVDを見たり音楽を聴いたりと電気を沢山使っています。
疲れたので、パーキングで休憩しようと車を止めてエンジンを切ります。
最近のミニバンはスライドドアが自動で開くので、そこでも重たいドアを電気の力で動かし電気を使います。
そして休憩を終えて車に戻るとエンジンがかからない!!
となることが一番多いバッテリー上りの状況です。
バッテリーの充電量より使用量の方が多くなった過放電の状態ですね。
この状況は、古くなったバッテリーほどよく起きてしまいます。
バッテリーは使用年数が経つと充電効率が悪くなり、新品時より充電できなくなります。
携帯電話が古くなってきたら、バッテリーの持ちが悪くなるのと一緒ですね。
そうなれば、ロードサービスを呼ぶか、ブースターケーブルを持っている人を探してつないでもらってエンジンをかけるしかありません。
時間も掛かかるし、せっかくのお出かけが台無しになってしまいますね。
事前にできるバッテリー上りの予防法は?
これは点検しかありません。
バッテリーが弱っていないか、カーディーラーやオートショップなんかでバッテリー電圧をみてもらいましょう。
個人的には、ガソリンスタンドなどは売りが優先しているイメージがあるので、あまりおススメではありません。
最近では、オートバックスやイエローハットのようなカー用品店に加え、タイヤ館やタイヤセレクトといったタイヤ専門店なんかも無料で点検してくれるので、一度依頼してもいいでしょう。
ただ、こればかりはお店によっても、店員によっても対応は違ってきます。
親身になって現状を見てくれる店員さんもいれば、バッテリーが大丈夫か不安な人なら売りやすいと思って売りつけてくる店員さんがいるのも事実です。
現所のバッテリーの状況をちゃんと調べてくれそうな人から詳しい話を聞くようにしましょう。
怪しい人に当たってしまったら、断って違うお店に行けばいいんです。
ちなみ、どのお店もバッテリーは売りたい商品の一つです。
それは、単純にお店からすると高単価&高利益の商品だからです。
バッテリーは大きいものだと1つ1万円以上中には3万円以上するものもあります。
取り替えは簡単で、高利益な商品なのでお店としては効率よく利益を出せるんですね。
なので、無理やり売ろうとしてくる店員さんもいるので、上手に見分けて下さい。
連休中に面倒なトラブルにならないようにお出かけ前の点検は、必ずしましょうね。