お子さんの命を守るチャイルドシート。
現在では、6歳未満の子供を車に乗せて運転するときは、チャイルドシートやジュニアシートに座らて固定しなければいけないという法律になっています。
そうです、6歳未満の子供にチャイルドシートを使わないと違反になってしまうんですね。
違反もそんなんですが、第一に危険だからです。
現在このチャイルドシートの取り付けの義務は、かなり浸透してきているので、お子さんができた家庭では殆どチャイルドシートを使っていると思います。
しかし、この走路交通法には、チャイルドシートの設置に関する決まりはありません。
言いかえれば、チャイルドシートを使えばどこに設置してもいいと言う事です。
でも、助手席って危なそうですよね。
チャイルドシートを助手席に着けるとなぜ危険なのかは、
『チャイルドシートを助手席に着けると違反?正しい取り付け位置とは?』
こちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
でも、助手席はあぶなそうなのは、なんとなくわかりますが、ではどこが一番安全なのでしょうか?
本日は、2列シートの車の場合で考えて行きましょう。
3列シートの場合は
こちらを参考にしてください。
『チャイルドシートの取り付ける座席はどこが一番安全?3列シートの車の場合。』
店長
久留間くん、チャイルドシートを助手席に乗せると危険な事はわかったかな??
研修生
はいわかりました。
助手席が一番致死率が高いからです。
店長
それも一理あるけど、
前の話聞いてた?
わからないなら『チャイルドシートを助手席に着けると違反?正しい取り付け位置とは?』この時の記事を復習してください。
助手席にチャイルドシートをのせた時に危ないのは、エアバックだったよね。
研修生
そうでした。
エアバックによって子供に凄い圧力がかかり危険だからでした。
店長
そう、その通り!
事故によりエアバックが開いたら、その衝撃でまだまだ弱い子供の体が圧迫され危険だからだよね。
研修生
それじゃ店長!
チャイルドシートを乗せるとしたら後ろの席ならどこが一番安全なんでしょう?
店長
それは、難しい質問でもあるね。
事故はどのようにして起こるか分からないから、実はどこでも危険とも言われるね。
研修生
そうか・・。
前から当たった場合は、そりゃ助手席が危ないけど、後ろから追突されたら後部座席の方が危険ですもんね。
店長
その通り、だからどこが安全とか危険とかはあくまでも統計上の話になってしまうんだよね。
研修生
そうですね。
でも、どこの乗せたらいいかってみんな迷うと思うんです。
どこの座席に乗せている人が多いんでしょうかね?
店長
どこが安全でどこが危険かは、正直事故が起きてからの結果論になってしまうんだけど、やっぱりより安全なところに子供をのしてあげたいのは親の心理だよね。
そしたら今日は、チャイルドシートをどこに乗せるのが一番いいか考えてみよう。
まずは、2列シートに車から考えてみようか。
2列シートの車での安全なチャイルドシートの取り付け位置
2列シートの車と言っても沢山種類がありますよね?
・SUVタイプ
・コンパクトカータイプ
・軽自動車
それぞれ特徴がありますが、2列シートには変わりまりません。
それに子供が1人なのか、2人なのか、または3人なのかによって変わってきます。
子供に優先順位はありませんが、やはり体の小さし子供を一番安全な席に座らせる方が多いようです。
2列シートの場合どの形状の車でも、安全座席の順番は変わらないと思います。
一番安全な席は。
それは、後部座席の中央です。
軽自動車は4人乗りなので後部座席の中央は存在しません。
なので、後部座席の中央は普通車だけの話になります。
後部座席の中央は、どっちのサイドから追突された時でもチャイルドシートまでの距離があり、安全性が一番高いのです。
しかし、後部座席の中央にチャイルドシートを固定できる車種は限られています。
現在市販されているチャイルドシートは、3点ベルトでないと固定できません。
今は後部座席の中央も3点シートベルトが多くなってきましたが、少し前の車は2店シートベルトが多く固定ができないのです。
固定ができたら、子供は一番安全な位置に座らせることができますが、次に同乗者のスペースが狭くなるという問題が出てきます。
チャイルドシートの隣には、母親が乗る家庭が多く、大きなチャイルドシートの隣はスペースがとても狭くなってしまいます。
それに子供の乗り降りもどちらのドアからも遠い為、とっても大変になってしまいます。
安全性は一番いいのですが、後部座席の中央は何かと不便な位置なのです。
次に多いのは
運転席の後ろと助手席の後ろがです。
この二つは賛否両論ありまして、どちらが安全かは同じぐらいだと思います。
まずは、運転席の後ろですが、
運転席の後ろは、走行中に危険があると運転手がとっさの判断で危険を回避しようとしてよけるので、それに伴い後ろも安全性が高いとされています。
運転手も人間なので、いくら子供が乗っていてもとっさには自分の身をかばってしまいます。
であれば、運転席の後ろが安全性が高いのも納得ですね。
それに、大人1人と子供1人が乗る場合は、運転席を降りてすぐに子供のところに行けるので、移動距離が少なく楽と言うものあります。
デメリットとしては、子供が運転席から見えずらいと言う事です。
子供の様子が見えたら、運転に集中できないで危ないという意見もありますが、なんで子供が泣いているかわからない方が運転に集中できない気もしますね。
それに、子供が泣いて急遽車を路肩に止めて、後部座席に言った時に、運転席側は車が通っていて危険です。
運転中の事故は安全性が高いかも知れませんが、路肩など停車中は運転席側の方が危険なのです。
では、助手席の後ろはどうでしょう。
助手席の後ろは、運転手のとっさの判断で避けたときに左にハンドルを切る事が多いのです。
対向車は、運転席側なので急ハンドルは左に切ることが多いんですね。
そう考えると助手席の後ろは危険なような気がしますが、車同士の事故の場合、対向車は運転席側です。
車の側面に対向車が当たるもの運転席側が多いんですね。
後は、運転中子供の様子が見れるし、子供の親の顔が見えるので安心するでしょう。
簡単な事なら、路肩に停車して手を伸ばせば子供をあやすことだってできます。
車を降りなくていいなら危険も少なくなりますね。
デメリットとしては、大人1人と子供1人で乗っている場合は、助手席側まで回って乗り降りしないといけないので、面倒です。
それに、助手席側から乗り降りできないので、同乗者は大変ですね。
では、助手席はどうでしょう。
助手席には、後ろ向きのチャイルドシートを乗せないように、カーメーカーやチャイルドシートのメーカーも警告しています。
後ろ向きで助手席に乗せるのは、本当に危険なのでやめましょう。
前向きの場合は、助手席を一番後ろまで下げて乗せるように取扱説明書には書かれています。
これは、エアバックからできるだけ遠くにするためです。
助手席の場合はエアバックが、子供を圧迫してしまい逆に危険になるのです。
助手席にチャイルドシートを乗せない方がいい事については
『チャイルドシートを助手席に着けると違反?正しい取り付け位置とは?』
に書いてありますので参考にしてください。
でも助手席にも1つだけいい点があります。
今年日本中に猛威を振るった台風の時に、危険を感じて助手席の子供を抱えて逃げたら車が横転して危機一髪助かったって方がおられたそうです。
この場合、後部座席に子供を乗せていたらすぐに抱え出す事ができずに、危険な目にあっていたかもしれません。
台風の中車に子供を乗せて運転するなという意見もあるかも知れませんが、それぞれの家庭の事情があるので、仕方なかったのかも知れません。
なので、助手席が必ずしも危険とも言えないかもしれませんね。
結果的にチャイルドシートを乗せる場所は。
子供が1人、2人、3人といる場合に、度の順番が良いかを考えると。
私の個人的な見解は、
①運転席の後ろ
②助手席の後ろ
③後部座席の中央
④助手席
となりました。
①運転席の後ろ
②助手席の後ろ
③助手席
となりました。
後部座席の注意点。
後部座席は、助手席に比べてチャイルドシートを取り付けた時の安全性が高いとされていますが、後ろから追突されると後部座席の方が被害が大きくなります。
特に、コンパクトカーや軽自動車などは、後ろの窓が平らでそこから後部座席までも距離がとても近いものです。
特に人気のタントやNBOXといったミニバン型の軽自動車の後ろは、くらっシャブルゾーンが短く衝撃を吸収してくれません。
子供の頭の後ろがすぐ外だと言う事を、常に意識して運転しなければいけません。
それに、最近が安全ボディとうたって売っている車が多いのですが、基本的には前の話です。
後ろのボディは、とても弱く特に軽自動車は電柱に当たっただけでもひん曲がってしまうぐらい弱いのです。
なので、後ろから追突されるのを防ぐ事はできないかもしれませんが、少しでも軽減できるようにブレーキをゆっくり踏むとか、前が渋滞していたらハザードランプを早めに点灯するなど、追突を未然に防ぐ行動をするもの大切ですね。
まとめ。
チャイルドシートは子供の安全のために着けますが、日々の生活の中では便利性も考えてしまいます。
でも、大事なのは子供の命だと言う事をもう一度思い直して、チャイルドシートの位置を考えてみてはいかがでしょうか。
次回は、3列シートの場合を考えていきます。
その記事はこちらから。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。