タイヤ交換をするときに、アライメント調整もした方がいいのか？

最近はＣＭでも聞くようになったアライメントという言葉。

アライメントと言うのは、簡単に言うとタイヤの角度を適正な角度に調整するというものですね。

これは、なにも最近流行りだした事ではなく、

随分前からアライメント自体はあるんですが、大々的に言いだしたのがここ数年ってだけです。

以前は、事故車やスポーツカー、改造車などが調整するぐらいでしたが、

一般の車でも少しずつずれてくるタイヤの角度を調整した方がいいだろうと、ＣＭや店頭で勧めてくるようになりました。

アライメントについては、

『最近よく聞くアライメントって何？本当に必要なの？』

で詳しく解説していますので、参考にしてください。

このアライメントというのは、どこの店舗でも出来るものではないのですね。

カーディーラーでも、アライメントを測定する機材を持っている店舗は少ないでしょう。

でも、カーディーラーでもアライメント調整の依頼や、事故車両の修理等でアライメントの測定や調整が必要な時は必ずあります。

その場合は、自社の大型整備工場まで運んで調整するか、

近隣のタイヤ専門店や大型カー用品店のアライメントテスターがある店舗に依頼するのが一般的です。

タイヤ専門店では、タイヤ交換と同時にアライメント調整を勧めてくる時があります。

これって本当に必要なのでしょうか？？

本日は、この事について考えてみたいと思います。

アライメントとは。

アライメントについ手は、
『最近よく聞くアライメントって何？本当に必要なの？』

で詳しく解説しているので、そちらをご覧ください。

このページでは、アライメントの詳しい解説は省かせていただいて、

アライメントの必要性について書きたいと思います。

簡単に言うと、アライメントとはタイヤの向きを調整する事を言います。

このアライメントという言葉は、最近ＣＭやお店で大々的に言うようになったので、

最近始まった事と思う方もおられるかもしれませんが、

アライメントと言うのは、ずーっと前からあるんです。

もちろん技術は進化しているので、より正確の測定できたり、

細かな部分まで測定できるようになったりはしていますが、昔からあります。

でも、作業費も高額でしたし、作業できる場所も限られていた為、

事故を起こした車や、レースに出る車、改造してる車やオーナーの希望ぐらいでしか、アライメントをとらなかったのです。

しかし、タイヤ専門店を筆頭に、一般の車にもアライメントがずれている車がある

アライメントがずれていると、タイヤが綺麗に減らなくて交換サイクルが早くなりもったいない

などの理由から、タイヤ交換時にタイヤの状態によってはアライメントをとるように勧める店舗が増えてきました。

なので、最近になってよく聞くようになったんですね。

タイヤって本来なら、進行方向に対して真っすぐ向いているはずですよね。
（一部車種は真っすぐではない場合があります）

でも、事故を起こしたり、事故までは行かなくても縁石にタイヤやホイールをこすってしまったり、縁石に乗り上げてしまった時なんかに

タイヤの向き（ホイールの向き）が歪んでしまう事があります。

そうすると、車が真っすぐ走らなくなったり、

タイヤが変な減り方（編摩耗）したりしてしまうんですね。

これは、お客さん目線の事ですね。

お店目線で言うと、正直言って儲かるんです。
（私じゃないですよ）

アライメントは、機材のメンテナンスやリース代等の経費がかかりますが、基本的には純利益です。

しかもそんな安いものじゃないんです。

なので、高利益のアライメントを販売したいのが本音でしょう。

一部のお店では、タイヤの状態がどうであれ、点検と称してアライメントを勧めてきます。

もちろん、アライメントはしないよりした方がいいという作業ではあると思います。

でも、その金額を出してまで必要かといえば、必要でない方もいるでしょう。

あきらかに、タイヤのプロが見てアライメント不良が疑われる場合は、

測定＆調整を勧めるのは、ある種当たり前かも知れませが、

そのような症状がないのに、点検をするのも私的には必要ない気がします。

これはあくまでも私の意見なので、参考程度に聞いてくださいね。

しかも、最近車は前輪駆動の簡単構造の車が増えてきているので

フロントの前向きの角度（トーイン）しか調整出来ないですし、

車検でも触ってしまうところでもあるので、あまり意味がない場合もあります。

もし、タイヤの見積もりや交換に行ったときにアライメントを勧められたら

ご自身のタイヤを見てずれてる症状があると言われなかったら、少し考えた方がいいと思います。

タイヤ交換時アライメントが必要な場合。

タイヤ専門店のスタッフや大型カー用品店のスタッフの人が、

タイヤ交換と一緒にアライメントもとった方がいいですよ！！

なんか言われたら、相手はプロだし、そうなのかな・・・。

と思いますよね。

もちろん、その殆どの場合が必要だから勧めてきていると思います。

ここで言っておきますが、アライメントというのは、

とらない方がいいって事はありません。

アライメント調整することによって、何か（編摩耗や走行安定性）が改善するか、

もしくは現状維持になるからです。

作業ミス等によって症状が悪化する場合を除いては、

現状より良くなるか、現状維持のどちらかだという言う事は覚えておきましょう。

では、その効果と言うものがどのくらいのものなのかは

その車の症状によって変わってきます。

ですので、まずタイヤ交換時にアライメント調整も勧められた場合は

を店員さんに聞くようにしましょう。

相手は、タイヤのプロです。
（たぶん）

なので、アライメントがずれている車の症状を、タイヤからある程度は読むことができます。

そして、タイヤの編摩耗が確認できているのなら

改善度合いと費用のを天秤にかけて答えを出しましょう。

もし、スタッフの答えが、

点検等の答えで、とりあえずアライメントしておきましょう！

的な答えなら、遠慮なく断りましょう。

それが、スポーツカーや、ドレスアップカーなら

定期的な点検は必要なので、タイヤ交換時期ぐらいにアライメントをとる方がいいでしょう。

しかし、ノーマル状態の車で

事故歴もない。

変な症状も特になく、タイヤも正常摩耗の場合は

殆どアライメントはずれていないので、とる必要はありません。

まとめ。

本日は、タイヤ交換と同時にアライメント調整をした方がいいのか？

という内容でお話させていただきました。

私の考えとしては、

これぐらいですかね。

逆にタイヤ交換と同時にアライメント調整が必要ではないと思う車は

これぐらいが該当すると思います。

しかし、先ほども言いましたが、

アライメントは、しないよりした方がいいのは確かです。

費用対効果があるかないかは、車によって違いますが、

もし、あなたがアライメントをとった方が安心という理由でアライメントをとるのなら

それは、意味のある事なので価値はあると思います。

あぁ～騙された。

みたいにならない為にも、事前にアライメントが必要な理由と

費用対効果を考えた上で、購入するようにしましょう。