そろそろタイヤ交換の時期ですね。
地域にも寄りますが、3月中旬から4月末ぐらいまでの間に殆どの人が
スタッドレスタイヤから夏タイヤに交換されます。
そのタイミングで夏タイヤを新しくされる方が多く夏タイヤの販売本数が一番多いのがこの時期なのです。
みなさんは、車のタイヤ新しく交換するときはどこでされていますか?
車の交換サイクルが早くてタイヤ交換をしたことがないという方もおられるでしょう。
後は、車を買ったカーディーラーで点検の時に指摘されて交換したと言う方も多いと思います。
その他、車検の時にディーラーで、も良く聞きますね。
私は、基本的にカーディーラーには行かない人なので、点検を受けてタイヤを勧められたなんて事はないんですが、
いつも任せているカーディーラーが言うのだから、交換しておこう思うんでしょうね。
それは、それで良いことだと思います。
全てを同じお店でしていると、何かあった時にも相談しやすいですもんね。
しかし、カーディーラーはタイヤ交換は価格が高いので、タイヤ交換だけは他のお店でしていると言う方もおられます。
価格的にはカーディーラーさんも頑張っているので、カーディーラーのタイヤ交換が高いと言うのも、最近は無くなってきているのも事実ですが、
昔から車に乗っている方は、そのようなイメージを持っている方も多いかと思います。
それとカーディーラーは、安いブランドのタイヤを扱っていないケースが多く、国内ブランドのタイヤで交換をします。
そうなると、価格は海外タイヤと比べるとどうしても高くなってしまうと言う事になります。
では、タイヤを安く買えるお店ってどこがあるでしょう??
たぶん、カー用品店で一番有名?なのは全国に店舗がある、オートバックスではないでしょうか??
それでは、オートバックスのタイヤ交換は本当に安いのでしょうか??
本日はそれを考えていきたいと思います。
研修生
店長!!
昨日オートバックスに言ってきたんですけど、あのお店っていっぱいカー用品があってほんと楽しいですよね。
店長
そうだね。
僕も良く小物を買いに行くよ。
ついつい時間を忘れてしまうほど、いろいろは部品が売っているよね。
研修生
そうですね。
しかも、僕が思っている寄りタイヤ交換を待っている多くてビックリしました。
オートバックスでタイヤ交換する人って多いんですね。
店長
最近のオートバックスやイエローハットと言ったカー用品店は、タイヤ交換に力を入れているからね。
CMやホームページでも『タイヤが安い』ってフレーズをよく見かけるしね。
研修生
そうなんです。
お店にも大きくタイヤの宣伝をしてました。
でも本当に安いんですかね??
店長
タイヤって、実は地域によっても価格って違うんだよ。
同じ商品でも、お店によっても価格は違うし、地域によっても違う。
場合によったら、値段交渉もできるし、ゴムなので古くなれば安くでしか売れなくなる。
なので一概にどのお店が安くて、どのお店が高いとは言えないかな。
研修生
たしかに、折り込みチラシでも、同じ商品で価格が違う事ありますもんね。
なんか、家電みたいですね。
店長
そうそう、家電とよく似ているかもしれないね。
研修生
平均的に見て、オートバックスは安いんですかね??
店長
CMでもそう言っているよね。
それじゃ、そのわけを今日は説明しよう。
なぜカー用品店はタイヤを強く推しているのか?
普段はあまり気に止めませんが、スタンドやディーラーで自分の愛車のタイヤが傷んでいると言われれば、
凄く気になってくるカー用品店のチラシ。
最近では、オートバックスやイエローハットの様な大手のカー用品店では、タイヤをメインにした広告を多く発行しています。
なぜそこまでタイヤを推すのでしょうか??
それは、簡単です!
儲かるからです。
実はタイヤ販売は儲かるんです!!
しかし、広告にメインに載っているタイヤは、海外やオリジナルの格安タイヤです。
えっ?!こんな値段で売ってるの?
と言うぐらい格安のタイヤが載っています。
そんなタイヤを売っていて本当に儲かるのでしょうか??
もちろん商売ですので、利益が無いわけではありませんが、格安タイヤは利益は極端に少ないのです。
では、なぜ広告の一番目立つところに掲載しているのでしょうか?
簡単に言うと、客寄せ商品だからですね。
これは、タイヤ業界特有かもしれませんが、
タイヤって他の商品のように、商品を持ってレジに行き買って帰るって事はできませんよね?
必ず、店員に車種やタイヤのサイズを伝えて、
タイヤの説明を聞き、諸費用を足されて合計金額を提示されて初めて購入となります。
この時に、チラシに掲載されていたタイヤを買いに行っても
多くの場合は、他のタイヤを勧めてきます。
店頭にも、広告で盛り上がってそうなイメージとは裏腹に
掲載商品は殆ど展示されていなくて、その横に松竹梅てきにタイヤを並べています。
店員に話を聞いても
もう少し性能が良く高額な商品を勧めてくる店員が多いでしょう。
相手も商売なので、少しでも利益の高い商品を買ってもらいたいものです。
このことが悪いとは思いません。
どの業種でもあり得る事だと思います。
家電量販店に言っても、店員が寄ってきて
「こちらの商品にした方が、こんな便利機能が付いていますよ」
的な事を言って、少し高い商品を勧めてきます。
それが商売です。
なので、オートバックスも同様、チラシに載っているタイヤは実際にはあまり売りたい商品ではなく
その商品を求めてきたお客さんに話をして、グレードアップをしてもらうのが目的です。
それでも格安タイヤを買ったら、お店としては儲からないのじゃないの??
そう思いますよね??
それでもタイヤ販売は儲かるのです。
タイヤって買っても、取り付けてもらわないといけませんよね??
それには工賃が発生します。
いらなくなったタイヤって、処分してもらわないといけませんよね??
それには処分費が発生します。
諸費用はお店ごとに決まっていますし、サイズごとでも違うのですが、
普通サイズで、平均工賃が4本で
4000円~6000円ぐらいかかります。
そのほかにも、空気の入れるバルブや
廃タイヤ処分料、等の諸費用を合わせると
10000円弱ほどかかってしまうんです。
もし、4本で10000円の格安タイヤを買っても
諸費用で8000円かかったら、合計で18000円になります。
諸費用は、殆どが利益になります。
となれば、タイヤにも少なからず利益はあると思うので、
40%ぐらいの利益率と言う事になります!!
タイヤ単体では、利益は少なくても、タイヤを販売した事による諸費用を考えると、儲かる商品なんですね。
これが、カー用品がタイヤ交換を推す理由です。
タイヤ交換にかかる費用とは。
先ほどの通りタイヤ交換には、タイヤ代の他に諸費用がかかります。
古いタイヤを新しいタイヤに交換してもらう工賃
4000円~6000円ほど
(サイズによって変わります。)
空気を入れるところのゴムバルブ
4本で2000円ほど
これは、交換しなくてもタイヤ交換はできますが、交換はタイヤが外れているホイールだけに状態でないとできません。
このバルブはゴムでできているので、劣化して年数が経てばエアー漏れを起こします。
後からバルブだけを交換するのは余分な工賃がかかってしまうので、
ついでに交換している方がいいでしょう。
廃タイヤ処理料
4本で2000円ほど
外したタイヤを、他に使う事がある人は持って帰れば費用はかかりませんが、タイヤは産業廃棄物なので処分にはお金がかかります。
上記がタイヤ交換にかかる諸費用です。
あと注意が必要なのが、お店に寄ったら
窒素ガスや、錆び取りや、防錆びコーティングをセットと称して強制的に購入させる場合があります。
これが必ず必要と言うわけではないので、
必要だと思って納得できる場合にのみ購入するようにしましょう。
稀に、格安タイヤを買う場合は、窒素ガスと錆び取りがセットでないと販売できないというお店があると聞きました。
必要だと思う人にはいいと思いますが、そうでないならいらない物にお金をかける必要はないと思います。
それなら、違うお店で同じ金額を出して少し良いタイヤを買った方が私はいいと思います。
※窒素ガスは、
『タイヤに窒素は必要?納得してないなら入れない方がいいわけとは。』
こちらに記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
※錆び取りとは、
ホイールがついている部分は、鉄でできているので、よく錆びます。
その錆をとる事を言います。
しかし、極端に酷い場合を除き、とる必要はないと思います。
※防錆コーティングとは
鉄部分が錆びないようにコーティング剤を塗る事です。
よく錆びてしまう地域や、錆びが気になる人以外は必要ないかと思います。
オートバックスはタイヤが安いのか??
前置きが長くなりましたが、ここで本題です。
オートバックスは、タイヤ単体の値段は安いのか??
これも実は回答に凄く困るんですが、安いと言えば安いですね。
実は最近は、タイヤ業界の販売本数と言うのが徐々に減少している傾向にあります。
高齢化による車離れや、若者の車離れに寄って登録台数が少なくなっているんです。
車が減って来たら、タイヤを使う事も減るので、必然的にタイヤの需要が減ってしまいます。
それに寄り、タイヤの販売本数は年々減ってきているのです。
なので、どのお店も少なくなってくる需要をいかに自分のお店で買ってもらうかを考えて、よく価格調査をしています。
競合店が近くに多いほど、値段を下げ合う傾向にあるんですね。
どこか、これも家電量販店に似ているところです。
ですので、近隣のお店と比べて極端に安いって事はないと思います。
ただ、安いタイヤは多くあると思います。
オリジナルタイヤは、国産でありながら安い設定になっていますし
大手なので、いろいろなメーカーのタイヤを扱っているので、
期間限定や、数量限定で安く特価になっている商品が目立ちます。
海外メーカーのタイヤや、旧商品などのタイヤが特に安いですね。
国内メーカーの、現行商品はキャンペーンなどでメーカーとタイアップしていない限り
とりわけ安くなっていることもあまりないと思います。
ですので、結論としましては、
オートバックスは、安いタイヤや安くなっているタイヤはありますが、
通常のタイヤは極端に安いわけではないと思います。
これは、私の住んでいる地域だけかも知れませんので、参考までにしてみてください。
ご自身の地域の事を知りたい場合は、
一度お店に見に行ってもいいのではないでしょうか。
タイヤを一番安くできるのは、相見積もりが一番効果的ですよ。
店長
本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。