あぁ~寒い!
が口癖になりそうな時期がやってきましたね。
今年はエルニーニョ現象の影響で暖冬になるとも言われていますが、でも冬は寒いし雪も降ります。
例年より暖かい日が多いかもしれませんが、冬はやっぱり寒い!
ですね。
なので、車も冬の準備を早めにすることをおすすします。
そん中国土交通省は、雪が警戒レベルまで達したら一部区間でチェーン装着の義務化をすることを発表しました。
2018年度は、試験的に一部区間の約20か所で実施し、来年度はさらに200箇所以上の区間で実施されるようです。
昨年1200台以上の車が立ち往生した福井県の国道8号線や北陸自動車道の一部などが指定区間になる予定です。
まだ手探り状態なので、はっきりしたことは決まっていないようですが、これは本当に安全なのでしょうか?
われわれの準備はどうしたらよいのでしょうか?
本日はその辺りを考えてみたいと思います。
店長
久留間くん。
今年ももう少しで終わっちゃうね。
正月はどこかに行くの?
研修生
店長!
僕は田舎に帰省します。
雪が降る地域なので、スタッドレスが必要なんですけど、そろそろ買い替えようかなと思ってまして。
でも、チェーンまではいらないかなと。
店長
でも、今年から大雪の時はチェーンを付けてないと走れない所があるみたいだよ。
研修生
えっ?
チェーン規制ですよね?
それってスタッドレスタイヤを履いていたら大丈夫なんじゃなかったでしたっけ?
店長
それは、一般的な高速道路のチェーン規制だね。
高速道路のチェーン規制は、冬用タイヤか、チェーンを付けていたら通れるものと、どの車両もチェーンをつけなければいけない規制があって、条件に当てはまらないと高速道路を通れないやつね。
研修生
そうです。
その場合は一般道を通らないといけないですけど、走ることは出来るんで大丈夫ですよー。
店長
でも、今年から大雪の載らない場合に一部区間で一般道でもスタッドレスタイヤを履いていてもチェーンを付けてないと走れない規制が始まるらしいよ。
研修生
えぇ~?!
それじゃチェーンを付けて無いと通ることができないって事ですか?
店長
そう言う事になるよね。
スタッドレスタイヤでもチェーンをつけないといけないんだよ。
研修生
それって大雪の場合だけなんですか?
店長
今のところはそうなっているね。
気象庁が災害レベルの大雪と発表したらとなっているけど、これからもう少し具体的になってくると思うよ。
研修生
そうだったですね。
そしたら、スタッドレスタイヤとタイヤチェーンも用意しないといけないって事ですね。
店長
使わないかもしれないけど、雪の降る地域に行くならチェーンを買っておく方がいいだろうね。
スタッドレスに付けるのか、夏タイヤに付けるのかでチェーンの種類も変わってくるから注意が必要だよ。
研修生
わかりました。
ちょっと出費が大きくなるけど、通れなかったら嫌なので、チェーンも買おうと思います。
店長
その方がいいね。
そしたら、新たしい規制についてもう少し詳しく説明するね。
今回新たしく制定されるチェーン義務化とは
2018年11月に国土交通省は、気象庁が警報を出すレベルの大雪が降った時に、車の立ち往生が考えられる高速道路や国道の区間で、タイヤチェーンの義務化をする方針を発表しました。
これは、2017年に大雪のため福井県内の国道で1200台もの車が立ち往生した事を受けての対策のようです。
今まで、高速道路は冬用タイヤかタイヤチェーンを付けていないと通行できないチェーン規制や
タイヤチェーンを付けていないと通れない、全車チェーン規制などはありましたが、その場合はチェーンをしていなかったら高速道路を降ろされるだけでした。
今回は、高速道路に加えて国道、いわゆる一般道路も対象になるので、チェーンを持っていない方は通れないと言う事になります。
2018年度は。約20か所の区間が対象になり、2019年度はさらに広がり200か所以上が対象になるようです。
これが、チェーン規制が行われる区間に新たに新設される道路標識です。
(国土交通省のホークページより引用)
目立つと言えば目立ちますね・・・。
基本的には、高速道路や国道が対象になるので、生活道路や細い道などにこの規制がかかる事は無いようです。
なので、生活圏内に規制区間があっても、国道を避ければチェーン無しでも大丈夫かもしれませんが、気象庁が警報レベルを出すぐらいなので、チェーンを付けていた方が安全なので、費用もかかり面倒ではありますが、チェーンを付けるようにしましょう。
また、基準が曖昧なのでさらなる改定や、明確な基準が発表されると思いますので、詳細が分かったらまた報告しますね。
2018年11月現在はこのような状況です。
実際それで安全になる?
2017年の大雪の際沢山の車が立ち往生し、チェーンを装着している車でも先に進めない事が起きてしまいました。
数多くの車が車中泊をして過ごしたり、雪に埋もれて一酸化炭素中毒になって亡くなられた方もおられました。
この時にチェーン装着の義務化をしていれば、そこまでの被害にはならなかったでしょう。
なので、この規制ができたのでしょう。
でも、危険なのは大雪だけなのでしょうか?
実は毎年雪が積もる北国の人は言います。
本当にチェーンが必要なのは、凍結路の方だと・・。
確かに、しっかり山の残っているスタッドレスタイヤを履いていれば、ある程度の雪なら問題なく進めます。
大雪の場合チェーンも効果的ではありますが、スタッドレスタイヤを履かないで雪道に行く方が危険だとは思います。
チェーンの義務化をするのは良い事だとは思いますが、そうするとノーマルタイヤにチェーンを装着すれば大丈夫と思う方も増えてしまいそうですね。
しかし、やはり安全なのはスタッドレスタイヤを履いていて、さらに危険な路面になればチェーンを装着する方がいいでしょう。
安全の為には、やはりチェーンを持っていた方が安心ですし、今回の規制も
義務化だからとか、違反になるからとかでチェーンを持つのではなく、安全の為にチェーンを装着すると思えば、まだ納得できるかもしれませんね。
でも、車で商売されてる、トラック運転手やバス、タクシーなんかは少し複雑だとは思いますね。
どのようなチェーンがいい?
タイヤチェーンは、まずはサイズによって商品が違ってきます。
そして、チェーンの種類によっては、スタッドレスタイヤ用と夏タイヤように分かれているものもあります。
そして、スタッドレスタイヤに装着できても
ブリヂストンの
『ブリザックREVOGZ』
『ブリザックVRX』
『ブリザックVRX2』
は装着不可と言う物も存在します。
これは、ブリザックシリーズのスタッドレスタイヤは、左右非対称形状をしている事に由来します。
ブリザックシリーズは、REVOGZ以降のスタッドレスタイヤで、タイヤのサイド部分が外側と内側で形状を変えて作っています。
この技術により、走行安定性や衝撃吸収力の向上をさせているんですが、ピッタリとタイヤに張り付くゴムチェーンなんかは、
その左右の形状の違いがチェーンの軽形状と合わず緩んでしまう可能性があるため、使用不可になってしまうんです。
なので、チェーンを選ぶ時は、
・タイヤサイズ
・スタッドレスタイヤに着けるのか
・夏タイヤに着けるのか
・タイヤはどこのメーカーか
を確認して適合するものを選びましょう。
スタッドレスタイヤの交換はタイヤ取扱店でしかできませんが、
チェーンは自分で取り付けるので、
ネットで購入できます。
例えば
日産 セレナ
ホンダ ステップワゴン
などの、純正で195/65R15のサイズ装着車は
ノーマルタイヤやスタッドレスタイヤに装着するなら↓
(ブリザック以外)
(楽天のページに飛びます)
スタッドレスタイヤ(ブリザックREVOGZ,VRX,VRX2)に装着するなら↓
(楽天のページに飛びます)
金属チェーンなら殆どのタイヤに装着が可能です↓
(一部装着できないタイヤもあります。)
(楽天のページに飛びます)
RV専用(重量車)タイプのチェーンもあります。↓
(楽天のページに飛びます)
このように同じ商品でも履いているタイヤによって商品が変わったり装着ができなかったりするので注意が必要です。
それと、チェーンも価格差が大きくどうしても安い商品を選んでしまいそうになりますが、
商品画像を見てもらえればわかるように、ピンの数やチェーンの組み方や形状で滑りやすさが全然違います。
安全為に着けるなら、安全性の高い物が私はいいと思います。
同じサイズでも沢山の商品が出ているので、迷ってしまいそうですが、まずはサイズと装着するタイヤ、タイヤメーカーを確認してみてください。
まとめ。
チェーンの義務化と聞くとどうしても面倒に思えてきます。
商品を買わせるためなんじゃないのか?
違反切符を切る為なんじゃないのか?
と思ってしまいそうですが、これは安全のための規制だと言う事を考えてもらえれば納得いくはずです。
チェーンを着けていて、助かる事もあります。
冬道の危険や怖さは経験した人しかわからないと思いますが、ほんと怖いんですよ。
(慣れていなければですか。)
なので、まずは安全第一ですね。
できる事なら、大雪の時は運転をしないのが一番いいかもしれませんね。
まだはっきりまとまった規制ではないので、変更になる可能性もありますが、規制があるのは事実です。
しっかりルールを守って安全なドライブにしましょう。
店長
本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。