みなさん、どのスタッドレスタイヤにしようか、悩んでいる時期ですよね?
今年は、暖冬の予想も出ていましが、過去には暖冬でも大雪が降って大変になった年もありました。
備えるに越したことは無いと思いますよ。
最近の日本?世界?は異常気象が続いているので、何があるかわかりませんからね。
スタッドレスタイヤと聞いて、どこのタイヤを思い浮かべますか?
私は、やっぱりブリヂストンのブリザックですかね!!
(自分が履いているからなんですが・・・。)
そのほかにも、最近性能が良いと評判のヨコハマタイヤも、カー用品店の店頭でよく見かけますよね。
そこで、よく言われる事が、
ブリヂストンのスタッドレスは、いいけどヘリが早い!
ヨコハマは、ブリヂストンほどではないが、減りが遅い!
これって本当なのでしょうか??
スタッドレスタイヤについては、賛否両論あると思います。
走る道も人それぞれですし、走る距離も違います。
いいと思う人もいれば、そうでない人もいるでしょう。
本日は、ブリヂストンのスタッドレスタイヤのブリザックシリーズの
ブリザックVRX2と
それより1つ旧モデルの
ブリザックVRXの比較を、実際履いている私の意見も交えてお話したいと思います。
研修生
店長!!
今年は、スタッドレスタイヤを買い換えするんですか??
店長
今年は、まだしないよ。
今持っているスタッドレスタイヤがまだ今年いっぱい使えそうだし。
研修生
店長って、ブリザックでしたっけ?
店長
そうだよ。
2017年に発売されたVRX2の1つ前のモデルになるブリザックVRXを履いているよ。
研修生
そういえばVRXでしたね。
よくVRXは減りやすいって言われるんですけど、そこんとこどうなんですか?
店長
うぅ~ん、人によって使い方や運転の仕方が違うからなんとも言えないけどね~!
僕は、普段走行距離が少ないから、あんまり早いとは思わないかな~!
研修生
そうなんですか。
僕の友人は、そのもうひとつ前のモデルREVOGZより減るのが早いってぼやいていました。
店長
そうなんだ~!
でも、確かにブリザックは減りが早いって言われる事も多いよね。
研修生
VRX2はどうなんですかね?
店長
どーなんだろーねー!
でも、VRXからVRX2に履き換えた人が面白い事を言ってたよ。
研修生
なんて言ってたんですか?
店長
それじゃ、その辺を今日は詳しくお話しようかな。
ブリヂストンのスタッドレスとは?
スタッドレスタイヤと言えば、ブリヂストンと言う人も少なくないかもしれませんね。
今では、定着してきたブリヂストンのブリザック。
実は、私も現在はブリザックを履いていまして・・・。
ブリザックは、1988年に発売されて今年で30年を迎えるブリヂストンのスタッドレスタイヤのブランド名です。
特徴としては、発泡ゴムと言うスポンジ状のゴムを使い、特に氷上性能が高いと評判ですね。
この発泡ゴムの技術は、ブリヂストンが一部特許をとっていたとこもあり他者はマネできない状態で、独占状態が続いていました。
しかし、現在では特許も無くなりヨコハマタイヤが吸水ゴムとして、よく似た性質のタイヤを販売しています。
それにより、ブリヂストンにも劣らないタイヤが現在のアイスガード6と言うわけです。
このスポンジ状のゴムが、凍結路面によく効き滑りにくいタイヤになっているんですが、
この形状がゆえに減りやすいとも言われています。
VRXは減りやすいのか?
ブリザックでは、1つ前のモデルである『BRIZZAK VRX』ですが、2018年現在まだ現行モデルです。
旧モデルになるので、新モデルのVRX2に比べると生産数は少ないものの現在でも生産されています。
※現在は一部サイズ以外は生産終了となっています。
VRXは、さらに先代モデルで狩ある『BRIZZAK REVO GZ』を進化・改良して作られたタイヤでした。
発売当初は、ブリザック史上最高性能と言われ販売されていました。
氷上性能10%向上
ウエット性能10%向上
燃費性能10%向上
を謳ってアピールしていましたね。
タイヤの減りやすさである、摩耗ライフもREVO GZよりは向上した形になっていました。
(微量でしたが。)
と言う事は、REVO GZからVRXに履き換えた方は、環境変わらない限り少なからず長持ちする事になります。
実際はと言うと
私が現役の時だったので、実際に履き換えたお客さんが沢山おられましたが多くの方が
『走りやすくなったが減るのも早くなった』という意見が多かったように思います。
メーカーは減りにくくなったと言うのに
実際に使ってみると減りやすくなっている。
これはなぜなんでしょうか??
ここからは、実際実験したり統計をとったりしたわけではないので、半分私の意見も入りますが
タイヤの性能を上げ過ぎたので起こった事だと思います。
ブリヂストンによると、実際に測定すると
摩耗性能は、REVOGZと比べるとVRXはよくなっているそうです。
メーカーはどのように測るかというと
タイヤを1mm減らすのにどのくらいの力が必要なのかを測定します。
その力が大きい方が、減りにくいゴムだと言えますね。
でも実際車に着けて走ると、ゴム質以外にも減らす原因ってあるんですね。
燃費性能をあげているのも私には気になっていました。
夏タイヤでは、種類や時期にもよりますが、
当初の低燃費タイヤ、いわゆるエコタイヤは減るのが早いタイヤも多く存在しました。
カタログ値は、摩耗性能はよくなっていても実際車に着けて走ると早く減ってしまうタイヤがよくあったんです。
これは、ブリヂストンに限らずどのメーカーでもですが。
現在では、エコタイヤも改良されて、低燃費でも減りにくくなっていますが
VRXが開発されていた7年~8年前ではそこまでの技術はまだ無く
燃費をよくするがゆえに、夏タイヤ同様に摩耗が早くなったのかもしれません。
後は、乾燥路の性能を上げたがゆえにスピード域があがった可能性もあります。
REVOGZぐらいまでは、スタッドレスタイヤ独特の柔らかさがハンドルに伝わってきている印象でした。
ブレーキの効きも、コーナーのハンドリングもやはり夏タイヤよりは頼りないので、履き換えた時から自然とスタッドレスタイヤの運転になっていたんですね。
スピードは控えめに
ブレーキは早めに
コーナーはゆっくり
この運転は、同時にタイヤの減りにも直結しています。
タイヤに優しい運転と言えるでしょう。
私も初めてVRXを履いた印象は、夏タイヤに近づいたな!でした。
住んでいる地域が、年に数回しか雪が降らず殆ど乾燥路か濡れた路面なので余計にそう思ったのかもしれませんね。
高速も、晴れの日も、雨の日も、夏タイヤと変わらず運転できる事に驚いた覚えがあります。
と言う事は、自然とタイヤを減らしてしまう運転(夏タイヤに近い)をしてしまっているのかもしれません。
でもそこはスタッドレスタイヤ!
柔らかいゴムなので、早く減ってしまいます。
REVOGZから少ししか摩耗ライフが向上していないのに、タイヤにかかる負荷が大きくなれば、減るのが早くなるのもわかる気がします。
これが、VRXが早く減ると言われる原因なのではないでしょうか。
VRX2はどのようによくなったのでしょうか。
氷上性能10%向上
摩耗性能22%向上
静粛性能30%向上
となっています。
氷上性能があがるのは、スタッドレスタイヤなので当たり前と言えば当たり前でしょう。
そこがメインですからね。
でも、摩耗ライフ22%向上は期待できるかもしれません。
燃費性能は、殆どあがっていないので、減りにくさだけがあがっているので、単純にVRXと比べて2割ぐらいは長持ちするのでしょう。
減りやすかったVRXより20%減りにくいので、他のメーカー同等の減りにくさになった感じでしょうか。
タイヤの開発は、苦手な部分や不満が多い部分を重点的に改良する傾向にあります。
となると、やはりVRXは減るのが早い声が多かったのかもしれませんね。
後は、静粛性の30%向上は本当のようです。
実際にVRXからVRX2に履き換えた人に聞いたはなしですが、実際本当に静かなタイヤのようです。
スタッドレスタイヤは、昔から独特の走行音がしました。
それも結構な音量で、うるさいタイヤというイメージでした。
(私は・・。)
減って来たら多少は音量も大きくなると思いますが、新品時は夏タイヤより静からしいです。
走行音試験ではブリヂストンの静粛性に特化した夏タイヤ
REGNOシリーズの現行モデルとほぼ同等の音量らしいですよ。
あのREGNOと同じとは、かなりのものです。
興味の無い方には、なんのこっちゃ!って思うかもしれませんが、これってすごい事なんですよ。
まぁスタッドレスタイヤに静粛性を求める人がどのくらいいるかはわかりませんが、静かに越したことは無いでしょう。
静か過ぎたら、また夏タイヤのように乗ってしまい、早く減る人続出にならなければいいんですか・・・。
まとめ。
ブリザックVRXが減りやすいと言うのは、実際にある話でした。
ブリヂストンのスタッドレスタイヤは性能が落ちにくく、年数が経っても性能低下がしにくいとされています。
でも、早く減ってしまっては意味がないですよね。
なので、
走行距離が少なく、遠出もあまりしない方はVRXでもいいでしょう。
走行距離もそこそこはしり、遠出もよくするような人は
VRX2もしくは、ヨコハマのアイスガード6が私はいいと思いますよ。
あくまでも個人的な意見なので、参考程度に読んでいただけたら幸いです。
店長
本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。