これから夏の行楽や、お盆の帰省、海にキャンプなど、車を使ってお出かけする機会が増えると思います。
そんな楽しい時に起きてほしくないのが車のトラブルです。
車のトラブルで出来れば避けたいのがタイヤのパンクではないでしょうか?
空気がぬけてしまったらどうしたらよいかわからないという方も多いでしょう。
今回は、タイヤにネジや釘が刺さっているのを見つけてしまった!
そんな時はどうしたらよいかを語ってみたいと思います。
研修生
店長、最近お客さんからのタイヤのパンクの相談が多い気がするんですが・・。
店長
それだけ、みんな車を使ってお出かけをしているのでしょう。
パンクするとどうしていいか分からない人も多いだろうからね。
研修生
そうですね。
僕も自分の車が路上でパンクしてしまったらパニくるかもしれません。
店長
君がパニくってどーするんだい!
でも、ほとんどの人がパニくってしまうだろうね。
研修生
ところで、パンクを発見した場合って刺さっているものを抜いてしまった方がいいんですか??
店長
ダメダメ!!
刺さっているものは、抜いちゃだめだよ!
もう完全に空気が抜けてしまっていても、抜かない方がいいね。
研修生
空気が無くなってもですか??
店長
そうだね。
空気が残っている状態でも、タイヤがぺっちゃんこになった状態でも、刺さっているものは極力抜かない方がいいね。
研修生
それは、どうしてですか??
店長
空気が残っているときは、空気が抜けないようにと、空気がない場合は修理の場合に穴の角度とかが分からなければちゃんと直せないからだよ。
研修生
そーゆーことですね。
店長
その辺のことを、もうちょっと詳しくお話するね。
タイヤに何かが刺さっていた場合、どうしたらよいのか?
洗車中や、何かのタイミングでタイヤを見たときに、タイヤの異物が刺さっているのを見てしまうことがあります。
または、走行中に異音(カチカチと一定の音)がしてタイヤを見たら、何かが刺さっているのを発見することってありますよね?
石がタイヤの溝に挟まっただけの場合もあります、その場合は石をとってしまえばいいのですが、ネジや釘、たまには木の枝なんかも刺さってしまうことがあります。
そーゆー時に、その刺さったネジや釘などはどうしたらよいのでしょう?
答えは、抜かないです!!
刺さったものはそのままにして、タイヤの修理や空気の補充ができるところで抜くのがよい方法なのです。
もし刺さったネジや釘が、タイヤ内部まで貫通していたら、そのネジや釘を抜いた瞬間に空気がその穴から全部抜けてしまい走行不能になってしまいます。
いわば、刺さっているネジや釘が穴の蓋の役目をしているんですね。
ちなみに、一度抜いたネジや釘をまた戻しても穴が広がってしまって空気は抜けてきますので、抜かないのが一番です。
刺さったものがタイヤ内部まで貫通していなかったとしても、貫通までもう少しのギリギリの状態ならその時に空気は漏れなくても、徐々に漏れてくる時があります。
その場合は、あえて貫通させてパンク修理をした方が耐久性がよい場合があるので、修理できるお店で相談してみましょう。
なので、貫通してそうでも、貫通してなさそうでも、タイヤの修理ができるお店で抜いてもらってタイヤの状態を確認してもらいましょう。
空気が完全に抜けてしまっていても、刺さっている物を抜くのはやめましょう。
タイヤのパンク修理をするときに重要になってくるのが、刺さっている物の大きさと角度になります。
ネジや釘の刺さっている角度と同じになるようにパンク修理剤を打ち込む必要があるため、刺さったものを抜いてしまうとその角度や刺さった物の太さがわからずパンク修理が確実にできない場合があります。
バーストなど、完全にタイヤの修理ができないのがわかっている場合を省き、刺さったものはそのままにしておきましょう。
ネジや釘が刺さったままで走行しても大丈夫?
ネジや釘が刺さっているのを発見したが、そのまま走っても大丈夫なのか?
と疑問に思いますよね?
空気がタイヤの中に入っていたらそのまま走行してもかまいません。
ただ、刺さった物がタイヤから大きく突起していたら、走行しない方がよいでしょう。
突起した部分が地面に着いた時に穴を広げて、空気を漏らしたり修理不可能にしてしまう可能性があるのです。
空気がタイヤの中にない場合は、走行はしないでください。
空気が無い状態で走行すると、ネジや釘が刺さった部分がどうなるってことより、タイヤのサイド部分が損傷してタイヤが使用不可になってしまいます。
それより、空気がない状態だと、ハンドルが効かなかったり、ブレーキが効かなかったりと安全に走行できないので、絶対にやめましょう。
パンクを発見その時の対応は?
自動車のタイヤがパンクしてしてしまっていたら、どうしたらよいのでしょうか?
まずは、今のタイヤの状況を確認します。
空気が入っているのか?
空気が抜けてしまっているのか?
タイヤがぺっちゃんこになっていたら一目瞭然ですが、パンクしたてで少し空気が抜けた状態は分かりにくいもの。
その場合は、反対側のタイヤと比べてへこみ具合をみてください。
前後で比べると、エンジンの重さがある分、前輪の方が必ずへこんで見えます。
左右で見てタイヤのへこみ具合を確認しましょう。
空気が減っていない場合は、刺さっているものがタイヤから突起していなかったら、そのままにして注意して走行しすぐにタイヤの修理ができろところに持って行く。
空気が抜けてしまっている場合は、スペアタイヤに交換するかロードサービスを呼んでタイヤを修理できるお店に運んでもらう。
刺さったものが突起している場合も同様にしてください。
決して空気が減ったままのタイヤで走行しないでくださいね。
パンクはしたくないですが、避けれるものでもありません。
タイヤのパンクを発見した時の対処法を知っていれば、パンク修理ができタイヤを交換しなくても済む場合もありますし、危険な状態にならなくてすむので安心ですね。
パンクを発見した時は、冷静に判断しましょう。