暑い夏が終れば、涼しい秋がありまた寒い冬がやってきますね。
この秋あら冬にかけて、ドライバーを困らせるのが、フロントガラスのくもりではないでしょうか?
雨の日や、寒くなると突然くもり出すフロントガラス!
春や夏は曇らなかったのに、秋や冬はどーしても曇ってしまう!
くもりが取れないと、視界が悪く事故を起こしてしまうこともあります。
今回は安全に走行出来るように、フロントガラスのくもりの取り方について話していきます。
研修生
田井屋店長!
以前、夏のフロントガラスのくもりの原因と対処法について教えてもらったんですが、僕の車秋とか冬になるとすぐにフロントガラスが曇ってしまうんですけど、これってなんとかならないんですかね?
店長
夏は人によって、フロントガラスが曇ったり曇らなかったりすると思うんだけど、冬は殆どの人がフロントガラスの曇りを経験してるんじゃないかな。
でも、車によって同じ所でも曇り方って違うんだよ。
研修生
それってなんでなんで
すか?
店長
基本的には、以前話した
夏のフロントガラスの曇りの原因とおなじなんだけど、冬は外気が寒く車内との温度差が大きいので、曇りやすいんだね。
研修生
そーいえば前の時に教えてもらった、フロントガラスの汚れをとるの忘れてました!
店長
それはいけないなっ!
曇る原因は、外気温が低いだけではなくフロントガラスの汚れも原因になってしまうんだったよね。
汚れに水分が付着して曇ってしまうんだ!
曇ったりガラスを見てみると、汚れに沿って曇っているのが見えると思うんだけど、それが汚れについた曇りだね。
研修生
たしかに、タオルで拭いた跡に沿って曇ってきますよね。
そこが特に汚れているってことなんですね!
店長
そうだね。
冬は外気温との温度差に加えて、湿度の差も大きくなって、さらにフロントガラスの汚れですぐに曇ってしまうんだよ。
研修生
外は乾燥して、車内は体温で温度と湿度のが上がってしまうから、夏に比べて冬の方が曇りやすいんですね。
冬のフロントガラスの曇りはどーしたら曇りにくくなるんですか?
店長
そーだね、そしたら今日は冬のフロントガラスの曇りについて詳しく話してみるね。
冬に車の窓が曇る原因は?
冬は、よく車の窓ガラスが曇ってしまいます。
特にフロントガラスは、みるみる内に曇って視界が悪くなってしまいますね。
なぜ冬場は窓ガラスが、特にフロントガラスが曇ってしまうのでしょう?
一番の原因は、気温の差と湿度の差です。
外は乾燥した冷たい空気です。
車内は、暖房を入れてさらには人の体温で温度が上がっています。
エアコンを入れている車は、エアコンにより乾燥するのですが、エアコンをオンにすると体感温度が下がるため、エアコンをオフにして暖房をかける人が多いんですね。
そうなると車内の湿度は上がってしまいさらには、人の体温も湿度が高いため、車内の方が多湿になってしまいます。
そうなると、温かく湿った空気がフロントガラスで冷やされ小さな水滴となりフロントガラスを曇らせてしまうのです。
サイドやリアガラスよりフロントガラスがくもりやすいのは、フロントガラスは走行中風を受けています。
それにより、ほかのガラスより温度が低くなりくもりやすいんですね。
くもる原因はもう一つあります。
それは、ガラスに着いた汚れです。
温度と湿度の差で生まれた水蒸気は、ピカピカつるつるのガラスには付着しにくいのです。
何か突起がないとくっつきにくいのですね。
そこで、ガラスに着いた細かな汚れに水分がくっつき曇りとなって見えてくるということなのです。
その証拠に、曇り始めたフロントガラスを見てみると、以前拭いたタオルの跡がくっきり出たり、手の跡がある場合なんかもその汚れに沿って曇っていると思います。
フロンガラスは、意外と汚れます。
ドライブ中に喋っていた息がかかれば、それだけで汚れてしまいますし、くしゃみなんかはとっても汚れる原因ですね。
ただ、曇らなければ案外汚く見えません。
夕方、変な角度から太陽が当たった時に汚れが見える程度でしょう。
なので、ドライバーさんはガラスの汚れに気付きにくいのです。
曇った時の対処法。
秋から冬にかけては、突然の雨が多く冬は気温が低くなるためガラスが曇りやすくなります。
ガラスが曇り始めると瞬く間に曇りが広がって、視界が悪くなり走行中なら危険になります。
そうならないために、曇った時の対処法と曇りにくくする方法を知っておきましょう。
デフロスターを使う。
デフロスターとは、フロントガラスに向けて風を送る風向調整のボタン(レバー)です。
扇型のマークの中に矢印が3本上に向かって伸びているマークです。
これは、急激にフロントガラスが曇ってきたときは、必ず使用してください。
殆どの車種は、このデフロスターのボタンを押したら勝手にA/Cがオンになりますが、車種によっては手動でA/Cをオンにしないといけないので、必ずA/Cをオン
にするようにしてください。
これは、エアコンの乾燥した風をフロントガラスに当てることによって曇りをとります。
ちなみに私は、冬場のすぐ曇りそうな天気の場合(雪や雨の日)は、曇って来たらデフロスターを使用し、落ち着いてきたらデフロスターと足ものの両方から風が出る風
向で走行しています。
窓を開けて換気する。
冬場に窓を開ける?
と変に思うかもしれませんが、意外と効果があります。
外気導入はしておかないといけませんが、窓を開けることによって外気を車内に取り込めば、車内の湿気が外に出て湿度が近くなりため曇りが取れやすくなります。
しかし、寒いので少しの間でいいと思います。
窓を清潔に保つ。
曇りの原因は、窓の付着した小さなゴミや汚れが大きく影響します。
新車の時はあまり曇らなかったのに、徐々に曇るようになってきた!
このような場合は、汚れが水分を付着しやすくしているためなのですね。
なので、常にガラスを清潔に保つことが曇りの予防になります。
一見、きれいに見えるフロントガラスの意外と汚れています。
フロントガラスは、脂系の汚れが多いので、さっと拭いただけでは汚れが落ちにくいだけではなく、汚れを伸ばしてしまうことがよくあります。
理想としては、一度きれいに脂分を取り除いた後に曇り止めを塗っておけば、汚れや脂分がつきにくく曇りの予防になるでしょう。
私が、使っているのが、
少し値は張りますが、かなりガラスがかなり綺麗になります。
私が乗っているエスティマは、フロントガラスが大きいのと角度もかなり寝ているため、窓ガラスを拭くのは一苦労なのですが、ここで手を抜くとかえって曇りにむらが
できてとっても気になるので、ここは時間をかけてしっかり拭きあげます。
そして綺麗になったら
この曇り止めを塗りこみます。
この曇り止めは特殊なものではないのですが、ただ単にソフト99の商品が好きなだけで買ったら意外とよかっただけです。
曇り止めは、水分が付着しにくくするために少量の油分が入っています。
よく曇り止めを塗ったらよけい曇った!なんて声も聞きますが、曇り止めは綺麗なタオルでしっかり拭きあげないとかえって視界が悪くなってしまいます。
なので、ガラスクリーナーでしっかり汚れを落とした後に、曇り止めを塗って最後に汚れていない綺麗な乾いたタオルでしっかりむらなく拭きあげるのが大切です。
拭き上げが不十分だと、夜の街灯の下なんかは前が見えません。
大きい窓は大変ですが、フロントガラスが曇るストレスから解放されると思って、しっかり拭きあげましょう。
冬のガラスの曇りは、危険にもつながる事なので、ガラスを清潔に保って曇り予防しましょう。
曇った時は、迅速に曇りをとれるように準備して起きましょうね。
決して、突然曇ってきたからって、走行中にタオルでフロントガラスを拭くのはやめましょう。
本日の最後まで読んでいただきありがとうございます。