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新品のスタッドレスタイヤは滑りやすい?皮剥きが必要なわけとは?

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よくいただく声の中に、新品で買ったスタッドレスタイヤが滑ったなんてことを言われます。

確かに、新品のスタッドレスタイヤは滑ります!
滑り方はメーカーやタイヤによって違いますが、どのメーカーも滑ると思います。

これは俗に行く皮剥きができていないからで、タイヤに問題があるわけではないんです。
まぁスタッドレスタイヤは夏タイヤに比べると滑るっちゃー滑りますけど。

では、その皮剥きとはどのようなことなんでしょうか?

今日は、スタッドレスタイヤを新しく買った時に注意したい事をまとめたいと思います。

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店長

久留間くん、新しいスタッドレスタイヤは滑りやすいことは知ってるかい?

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研修生

えっ?!
なんでなんですか?
タイヤって新しい方が滑りにくいんですよ!
古くなると劣化して滑りやすくなりますけどねー。

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店長

違うよー!
新しいスタッドレスって言ってるじゃない!

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研修生

新しいのに滑りやすいんですか?
それなら古くなったらもっと滑りやすくなると思うんですけど。

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店長

夏タイヤも実はそうなんだけど、新品の時ってちょっと滑りやすくなっているんだよ。
スタッドレスタイヤはそれがはっきり出てしまうんだよね。

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研修生

初めだけってことですか?
それは知らなかったです。

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店長

タイヤの作り方の話になってしまうんだけど、タイヤって簡単に言うと最後に釜で焼き上げるんだよ。
その時に最後釜からタイヤが離れやすいように剥型剤という薬品が塗られているんだね、たい焼きでゆー油みたいなもんかな。

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研修生

(なんでたい焼き?)

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店長

うん?
それと、その焼き上げる時に加熱するから、表面が少し固くなるんだよ。
たい焼きでゆーところの、表面の少し硬いサクッとした部分って所かな!

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研修生

(なんでまたたい焼き?)

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店長

うん?
どーした?

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研修生

いやなんでもないです。
なるほどー、タイヤってたい焼きのように焼いてるんですね!

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店長

まぁ、そうだね。
焼いてってゆーか、加熱したり加硫したりして最終的に出来上がるんだね。
タイヤの表面の剥型剤や熱で少し堅くなった表面がタイヤをすべらせてしまう原因なんだね。
しかも、その表面が少し堅くなっているので、スタッドレスタイヤの特徴である柔らなゴムはその下から出てくる形になるんだ。
その堅いままの表面で凍った路面を走ると本来の性能が出せないだけでなく、滑ってしまって危険なんだね。

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研修生

そうだったんですね。
知りませんでした。
スタッドレスタイヤだから新品でそのまま雪や氷の上を走れるもんだと思っていました。

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店長

この新品タイヤ滑りやすいって言うのは、夏タイヤにも言えることなんだけど、夏タイヤは危険になるほど滑ってしまうってことはあんなりないんだけど、
スタッドレスタイヤの場合は、滑ると危険な道を走る可能性もあるので、この滑る原因である表面を一皮むいてあげる通称『皮むき』がとっても大事なんだよ!

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研修生

『皮むき』なんか聞いたことあったんですがそういう事だったんですね!
今わかりました。

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店長

では、今回はタイヤの皮むきを含めて新品スタッドレスタイヤを履いた時の注意点をまとめてみるね。

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新品スタッドレスタイヤで重要な『皮むき』とは。

新品タイヤは、夏タイヤでもスタッドレスタイヤでも『皮むき』が必要です。
タイヤ製造するときに、最終大きな釜で加熱して出来上がるんですが、その際タイヤを焼き上げる釜からタイヤは離れるように剥型剤を塗っています。
料理をする時の油の役目をするものですね。
油のようなものとなるとやっぱり滑りやすいので、表面についた剥型剤をとってあげる必要があります。

後もう一つは、新品タイヤの表面は堅いという事です。
これも、夏タイヤもスタッドレスタイヤも同じなんですが、スタッドレスタイヤの方がゴムが柔らかく作られているので、タイヤ本来の柔らかさと新品タイヤの表面の堅さの差が大きいので余計に滑って感じてしまいます。
夏タイヤは、それなりに堅いので(種類にもよりますが)新品時の表面の堅さとあまり変わらないので、滑る感覚もあまり感じないでしょう。

タイヤの作り方については、こちらのサイトに詳しく書いてあるので参考にしてください。
(ヨコハマタイヤのHPに飛びます)

この、少し堅い表面のゴムを走行によって削ってしまうのが、『皮むき』と呼ばれるものです。
一皮をむく意味のこの行為は、表面の堅い滑りやすいゴムを走る事によって削り取る事が目的です。
よくレーシングカーが、レース前にコースをくねくねと蛇行しながら走っているのを見たことはないですか?
これも、皮むきの一つで、レーシングカーこそ滑ってしまっては早くも走れませんし、滑ってしまったら命の危険にもさらされます。
地面をしっかり踏ん張れる事をよく『グリップ』なんて言い方をしますが、このグリップ力を強くするためにレーシングカーはコースをくねくね走って皮むきをしているのですね。

乗用車のタイヤにも同じ事が言えます。
グリップしなくて滑ってしまっては危険なので、この皮むきは重要なのです。
そうとは言っても、乗用車の場合はレーシングカーのような過酷な運転はしないので、無理やり皮むきはする必要はなく、普段の運転で一皮むいてあげればいいのです。

ただ、スタッドレスタイヤの場合は、この皮むきが重要となります。
凍結路では、ゴムが柔らかくないと凍った路面にゴムが密着できずに滑ってしまいます。
いくら高性能のスタッドレスタイヤでも、新品時の堅いゴムだと凍結路や雪の上では滑ってしまいます。
一皮むいて中から本来の柔らかいゴムを出してから、冬道の走行をしましょう。

この写真は、新品時から少し走って慣らし走行をして一皮むいた後のスタッドレスタイヤの表面です。
見た目でも、少しスポンジのような感じで柔らなそうなのがわかりますか?
これが、一皮むいた後の柔らかいゴムなのです。

この柔らかいゴムを露出させるために慣らし走行を表面を一皮むいてあげるのですね。

タイヤの皮むきの方法は?

皮むきの方法は、至ってシンプルです。
無理せず、ゆっくり走るこれだけです。
新しいタイヤは、滑りやすいので急ハンドルや、急発進、急ブレーキ等を避けて運転していたらかってにむけてくれます。

メーカーのホームページに大体の慣らし走行の目安が書いています。

ブリヂストンで、60km/h以下で200km以上の慣らし走行をしてください。
ヨコハマで80km/h以下で100km上の慣らし走行をしてください。

と記載があります。
これはあくまでも目安なので、車の種類や運転の仕方によっても距離が変わってくるので、最終的に皮がむけているかはタイヤを見て判断した方がいいでしょう。
フロント駆動(FF車)のリアタイヤなんかは200km以上走っても新品時と全然変わってないこともよくありますよ。

スタッドレスタイヤはこの皮がむけた状態で初めて、雪の上や凍結した道で滑りにくくなるので、新品タイヤをいきなり氷や雪の上で走らせて滑ってしまわないように注意してください。
スタッドレスタイヤを今年は買おうかなと思っているなら、慣らし走行の事も考えてシーズン少し前に履いているほうがよいでしょう。
慣らし走行を終わらして、準備万端で冬を迎えてください。

タイヤ専門店なんかでは、この慣らし走行が終わった後に無料点検をしているお店もあるので、タイヤ購入時に確認をしている方がよいでしょう。

夏タイヤに比べてただでさえ滑りやすいスタッドレスタイヤなので、装着中は皮むきが終わっても慎重に運転してくださいね。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

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