自分の車のタイヤサイズって覚えていますか?
覚えていない方、多いですよね!
タイヤを交換するときや、スタッドレスタイヤを買う時なんかは自分のタイヤサイズをタイヤを見て確認すると思います。
タイヤサイズは一般的に
『195/65R15 91H』
というような表記をしています。
タイヤサイズの見方のついては、
『タイヤサイズを変えると車検に通らない?正しいタイヤ選びとは。』
の記事で詳しく書いているので、参考にしてください。
殆どの乗用車の場合は、タイヤのサイズのよってこの数字が変わるだけなのですが、中には
『155SR13』
のように表記しているタイヤがあります。
この場合、タイヤ交換をするとしたら同じサイズでないといけないのでしょうか??
本日は、この少し変わったタイヤサイズについてお話します。
研修生
店長!
この前、タイヤサイズで偏平率が無いタイヤがあったんですが、偏平率は無しってことなんですか?
店長
???
偏平率が無し??
それじゃただの丸いゴムじゃん!!
研修生
ですよね~!
0%って事はないですよね~!
でも、『155SR13』とだけ書いてあるタイヤを見つけまして、どういう意味なのかわからなくてですね・・・。
もしかしてミスプリ(ミスプリント)??
店長
ミスプリでもない!
それは、あえて書いていないだけなのですよ。
研修生
そうだったんですね。
ちょっと珍しい物を発見したと思ったんですが、残念です。
ところで、その『155SR13』ってカタログに載ってないんですが、タイヤ交換する時は、殆ど選ぶことができないってことですか?
店長
そんなことないよ。
『155SR13』のような表記の仕方のタイヤはいくつかあって、それぞれタイヤ交換時には違うタイヤサイズに変更できるので、心配ご無用。
研修生
店長、今日はやけにテンション高く無いですか?
店長
そんなことないよ。
研修生
で、その変わったサイズたちのタイヤ交換するときの方法を教えてください。
店長
わかりました。
それでは、今日はその少し変わったタイヤサイズについて解説します。
タイヤサイズの表記の仕方
通常タイヤサイズは、
195/65R15 91H のような表記の仕方をしますね。
それがタイヤの大きさによって
205/60R16 92H
のように数字が変わって大きさの表記をしています。
しかし中には
155 SR13や
142 SR12
のように少し変わった表記の仕方をしているタイヤがあります。
タイヤのカタログやタイヤを売っているお店には、このようなタイヤサイズは掲載されていないんですが、
純正タイヤには、このような表記のタイヤが着いている事があります。
これは、一体どういうことなのでしょうか?
この表記のタイヤサイズは、少し前の物で現在ではあまり使われていません。
純正タイヤの一部には、まだ使われている場合があります。
このタイヤサイズの偏平率は
約82相当ということです。
正しく表記すると
155/82R13となります。
しかし、その他のタイヤが
195/65R15や
205/60R16のように
偏平率は5の倍数になっています。
種類だけ82だとなんか違和感がありますよね。
だからかはわかりませんが、82偏平のタイヤは、偏平率を表記せず
155SR13のように表記しているんですね。
ちなみにこの155の跡の『S』は速度記号で
180km/hまで出すことができるという意味です。
日本の法定速度と車の最高速度を考えても十分な能力ですね。
タイヤを交換する時はどうしたらよい?
先ほどの偏平率が表記されていないタイヤサイズの場合、どのタイヤに交換したらよいのでしょうか?
偏平率は、82相当ですが、市販されているタイヤには82偏平のタイヤはありません。
現在使用中のタイヤを取り寄せたら、同じタイヤで同じサイズのものを装着することができますが、
費用と時間がかかりすぎてしまいます。
そのために、80偏平で代用しています。
82→80の場合2%ほど偏平率が下がってしまいますが、細いタイヤの2%なので特に走行や法的にも支障ありません。
タイヤメーカーも80偏平のタイヤで代用してもらいうように案内しています。
なので、
155SR13 →155/80R13
165SR13 →165/80R13
145SR12 →145/80R12
と言った具合にタイヤサイズを変更しましょう。
そうしたら、選べるタイヤの種類も増えますし、最新のタイヤも装着することが可能です。
まとめ
偏平率の表記がないタイヤの交換方法はわかっていただけましたか?
スタッドレスタイヤを選ぶ時のタイヤサイズも同様になりますので、注意してください。
タイヤ交換の時ぐらいしかご自身の車のタイヤサイズなんて見ないかもしれませんが、交換の時に慌てないで済むようにタイヤサイズを確認していてもいいかもしれませんね。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。