皆さんは、もうスタッドレスタイヤへの交換は終わりましたか?
地域によったり、使用する環境によって交換の時期ってバラバラだったりします。
もちろん、北になればなるほど交換の時期は早く、戻す時期が遅い傾向にありますね。
今お使いのスタッドレスタイヤは、まだまだ安全に使用できる状態でしたか?
タイヤを付け替える時に、店員さんにもうそろそろ交換した方がいいですよ!とか
もう寿命なので使わない方がいいですね!
なんて言われながらも、そのまま今年は使おうと履き換えた人や
使わない方がいいのなら、新しいスタッドレスタイヤに履き換えよう!と新しいタイヤに買い替えた人。
もしくは、使えないなら買い替える程でもないし!とそのままノーマルタイヤを履いている人。
もちろん、今年も問題なく使える状態だった人など
様々な状態があったかと思います。
でも、タイヤが一番長持ちするタイヤメーカーってどこなのでしょうか?
できる事なら、長持ちするタイヤを使った方が、買い替えの回数も少なく経済的な気がします。
本日は、タイヤの寿命が長いメーカーはどこなのかを考えていきたいと思います。
研修生
店長!!
スタッドレスタイヤって、寿命が3年とか5年とかって言われて
夏タイヤより寿命が短い気がするんですが、なんでなんですか?
店長
スタッドレスタイヤは、雪の上や凍結路の上を走るようにできているだろ?
そのためには、柔らかくないと凍結したデコボコの路面で密着できなくて滑ってしまうんだよね。
だから、年数が経ってタイヤのゴムが硬くなったらもう冬タイヤとしては使えなくなるって事なんだよね。
研修生
ってことは、雪や氷の上でなければまだ使えるって事ですか?
店長
そうだね。
タイヤの山がすり減ってしまっていたらもう使えないけど、溝が残っている状態なら普通の道では使えるって事だよ。
研修生
では、毎年雪が積もるか積もらないか、微妙な地域に住んでいる人は、
とりあえず硬くなってしまったスタッドレスタイヤ履いておいて、雪が積もりそうなら新しいタイヤに交換するって手もありますよね。
店長
まぁ~、それでもいいかもしれないけど、雪の予報がでるタイミングですぐにタイヤがあるかもわからないし、
雪が降らなくても、氷点下になれば凍結はしてしまうから、できる事なら滑りにくいスタッドレスタイヤを初めから履いている方が私はいいと思うけどね!
研修生
そうか!
凍結は、雪は積もらなくても起きる可能性があるんですね。
実は、僕の友達のスタッドレスタイヤが交換した方がいいぐらい硬くなってしまっているらしいんですが、そのまま履いてヤバそうなら履き換えるって言っていたので、ちょっと気になりまして。
店長
もしかしたら、そのスタッドレスタイヤでも無事に何事もなく冬を終えられえるかもしれないけど、
もし事故なんてしてしまたら、きっとその友人は、スタッドレスタイヤを買い換えなかった事に後悔すると思うよ!
研修生
そうですよね。
事故を起こしてからじゃ遅いですよね。
店長
スタッドレスタイヤは、ある意味保険みたいなところがあるからね。
自動車の保険だって、何もなくても安心のために殆どの人が入っているだろ?
スタッドレスタイヤは、何もないように履くものだと僕は思うんだ!
いざという時に滑ってしまうかも知れないタイヤより、いざという時に止まってくれるタイヤの方が事故をしにくいだろ?
それじゃ、滑りにくくしている方が僕はいいと思うな!
研修生
確かにそうですね。
何もないかもしれないけど、そのでいで事故のなる可能性もありますもんね。
その友達に買い替えるように言ってみます。
店長
最終的には、車の持ち主が決める事だから、アドバイスしかできないけど、
硬くなったスタッドレスタイヤは、ほんと凍結路では滑ってしまいから、気を付けた方がいいよ。
研修生
でも、店長!
スタッドレスタイヤの寿命っていったいどのくらいなんですかね?
店長
それは、メーカーやタイヤによっても違うんだよね。
一概に、スタッドレスタイヤは3年で交換とか、4年で交換とかって言えないんだ!
研修生
メーカーによっても違うんですね。
どこのメーカーが長持ちするんですか?
店長
タイヤメーカーによって大きく変わってくるので、
今日は、その事について詳しくお話しよう!
スタッドレスタイヤの寿命とは?
タイヤには、使用限度というものがあります。
いわゆる寿命ですね。
この寿命は、スタッドレスタイヤと夏タイヤでは少し違ってくるんですね。
※夏タイヤの交換時期に関しては
『夏タイヤの使用限度と交換時期とは?減ったタイヤは危険!』
こちらにまとめてますので、参考にしてください。
※スタッドレスタイヤの寿命に関しては
『スタッドレスの寿命は夏タイヤより短い?使用限度と賢い使い方』
こちらにまとめていますので、参考にしてください。
タイヤがすり減って、スタッドレスタイヤとして使える限界である【プラットホーム】を超えてしまってたら、一目瞭然ですよね。
プラットホームが削れていたらそれはもう、スタッドレスタイヤとして使えないと判断できます。
その後は、スリップサインまでは夏タイヤとして使用はできます。
法律上はですが・・・。
プラットホームを過ぎたタイヤでもスタッドレスタイヤには変わりないので、夏タイヤのようにしっかり止まってしっかり走れるかと言えばそうではありません。
やはり制動距離は延びてしまうので、本来安全のためにはあまり使わない方がいいでしょう。
後もう一つの寿命が、ゴムの硬化です。
ゴムが硬くなって、路面との密着が悪くなり滑りやすくなる事ですね。
これには、基準はありません。
この硬さまで硬くなったら、スタッドレスタイヤとして使えません!と言った基準はないんです。
なので、ゴムが硬くなっていたからと言っ手高速を降ろされたり、車検に通らなかったりすることはないのです。
と言う事は、判断が難しいですね。
ゴムの柔らかさを測るには?
ゴムの硬さは、手で触っただけではなかなか分かりにくいものですよね。
毎日、タイヤを触っているタイヤ屋さんなら分かるかも知れませんが、そのような車関係の仕事をしている人でもない限り判断は難しいと思います。
そんな時に、役立つのがタイヤの硬度計です。
このような、ゴムの柔らかさを数字で測定できる硬度計があります。
この硬度計を使うと、タイヤの柔らかさがわかり自分でも判断できます。
しかし!!
これが、値段が結構するんです。
スタッドレスタイヤがまだ使えるかぐらいにしか使わないものに中々この金額は出せません。
そんな時は、タイヤ屋さんに行きましょう。
タイヤ屋さんや、カー用品店では硬度計は必ず持っています。
商売道具ですからね!!
そこで、スタッドレスタイヤとして使用できる柔らかさを維持しているかを見てもらいましょう。
オススメは、
ブリジストンなら、タイヤ館・コクピット・ミスタータイヤマンへ。
ヨコハマなら、タイヤガーデン・グランドスラムへ。
ダンロップなら、タイヤセレクト・タイヤランドへ。
その他のメーカーや、近くに上記のショップがない場合は
オートバックやイエローハットの様なカー用品店で見てもらいましょう。
主要タイヤメーカーは、専門店を持っているので、各メーカーの専門店で見てもらった方が確実な判断をしてくれるでしょう。
他メーカーのタイヤショップで見てもらっても問題ありませんが、
意外と自社のタイヤ以外はあまり知識がない事もあります。
こんなに多くのメーカーがあれば、全ての特徴や癖を知っているベテランスタッフも今は少なくなっていたりするんですよね。
なので、メーカー系の専門店か、カー用品店のしっかり判断してくれる人を見つけて点検してもらいましょう。
長持ちするスタッドレスのメーカーとは?
タイヤの減りやすさに関しては、車の状態や運転の仕方、走行距離等によってかなり差が大きくなるので、今回はタイヤの硬化が遅いメーカーについて書きますね。
スタッドレスタイヤの硬化も、状況によって大きく違ってきます。
スタッドレスタイヤを適正保管されていたと仮定すると度のメーカーが長持ちするのでしょうか。
スタッドレスタイヤの適正保管に関しては
『スタッドレスの適正保管とは?少しの違いで長持ちが違う?』
で詳しく解説しているので、参考のしてください。
タイヤの柔らの持ちは、タイヤのゴム質によって変わってきます。
硬化や劣化しにくいゴムの方が、柔らかさが長持ちして結果、スタッドレスタイヤとして長く使えると言う事になります。
今や各メーカーが、いろいろな技術を使い柔らかさの維持や、性能維持に技術を費やしています。
その中でも、タイヤの中に気泡を作って除水する発泡ゴムを使っている
ブリヂストンは、劣化もしにくいのですが、年数が経ってもゴムの構造で滑りにくくしているので、性能が長持ちするのですね。
そして、その技術と同様の方法で製造されているヨコハマも同じ事が言えます。
ヨコハマに関しては、先代の『アイスガード5plus』からがこのゴムが採用されているので、
そのさらに先代の『アイスガード5』と比べても格段に長持ちするようになりました。
そして、意外とオートバックスの新商品スタッドレスタイヤ
『アイスエスポルテ』も長持ちします。
それは、ブリヂストンが製造していて、性能低下の遅い発泡ゴムを採用しているからなのです。
『アイスエスポルテ』に関する情報は
【オートバックスの新しいスタッドレスはブリヂストン製??】
で詳しく書いているので参考にしてください。
この、気泡の入ったスタッドレスタイヤがやはり劣化が遅くなるので、長持ちするんですね。
ダンロップや、トーヨータイヤ、グットイヤー等の日本で製造されているスタッドレスタイヤも最近ではとっても性能が良くなってきていますが、
性能低下で言うとブリヂストンやヨコハマには敵わないのが現状です。
後は、海外メーカーの中でも、ミシュランは元々の性能がよく人気のタイヤメーカーですが、
元々重量車や高速走行に強いタイヤなので、ゴム自体は少し硬めです。
しかし、メーカーいわく4年経っても適正保管されたタイヤは殆ど性能が落ちていないとの見解です。
確かに、ミシュランを履いている人は、数年経っても性能があまり変わっていないと言っていまいた。
日本で初めてスタッドレスタイヤを販売したメーカーだけありますし、スタッドレスタイヤは日本で開発されているだけあって品質はいいのかもしれません。
後は、カー用品のオリジナルスタッドレスタイヤや、アジア系の安価な輸入タイヤは、元々の性能も低めですが劣化も早く
2年目でかなり滑るようになったと聞くこともあるぐらいなので、その辺は金額に比例しちゃうのかなと思いますね。
長持ちする順番は?
ここからは、私の今まで見てきた経験と情報をまとめた結果になるので、
測定や実験をしたわけでなないので、参考程度にしておいてくださいね。
適正保管された場合、長持ちする現行のスタッドレスタイヤは
①ブリジストン『ブリザックVRX2』
①ヨコハマ『アイスガード6』
↑5年前後
②ブリジストン『ブリザックVRX』
②ヨコハマ『アイスガード5plus』
↑5年前後
③ミシュラン『X-ICE3+』
↑3年~5年
④ブリジストン『アイスパートナー2』
④オートバックス『アイスエスポルテ』
↑3年~4年
⑤ダンロップ『ウインターマックス』
⑥トーヨー
グットイヤー
⑦ピレリー
↑3年前後
⑧アジア系輸入タイヤ
↑2年前後
かなと思います。
※年数はあくまでも私の体感的なものでメーカーが発表しているものではありません。
①と②のブリジストンのブリザックと
ヨコハマのアイスガードは、殆ど同じと考えてもらっていいと思います。
(なので同率です)
④のブリジストンショップ限定スタッドレスタイヤ
『アイスパートナー2』と
オートバックスの『アイスエスポルテ』は
同じゴムを使っているそうなので、持ちでいうと同じと言えるでしょう。
『アイスパートナー2』に関しての詳しい情報は
【タイヤ館だけで売っているアイスパートナーはカタログ非掲載?性能は??】
を見てください。
まとめ
せっかく高いお金を出して買うスタッドレスタイヤなので、長く使えた方がいいですよね?
長持ちするスタッドレスタイヤほど、高い傾向にありますが、その分滑りにくく安全性も高いと言えるので、
長く安心して使えるスタッドレスタイヤをオススメします。
私的には、価格や性能、持ちを考えても
『アイスガード6』が一番オススメではありますけどね。
あくまでも私の個人的な意見が入っているので、参考までに。
店長
本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。